ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ（中公文庫）新刊

著者金井美恵子（著）

今、この瞬間のことも、他のことと同様にいつか忘れ去ってしまうのだろうか−。縫い上げられたドレスの細部、映画のワンシーン、父との思い出。ふとした瞬間によみがえる記憶を繊細に...

紙の本

ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ（中公文庫）

税込 1,430 円 13pt

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商品説明

今、この瞬間のことも、他のことと同様にいつか忘れ去ってしまうのだろうか−。縫い上げられたドレスの細部、映画のワンシーン、父との思い出。ふとした瞬間によみがえる記憶を繊細に紡ぎあわせた長篇小説。エッセイ等も収録。〔新潮社２０１２年刊の増補〕【「TRC MARC」の商品解説】

出奔した父、母と移り住んだ街、祖母や伯母たちが営む洋裁店で縫いあげられるドレス……。幼年時代の切れ切れの記憶の合間にあらたに浮かび上がる別の記憶が重なり合い、コラージュされて織りなされる繊細で甘美な物語。巻末にロングインタビュー、金井久美子のエッセイを付す。【商品解説】

収録作品一覧

ピース・オブ・ケーキ		９−２６
トゥワイス・トールド・テールズ		２７−４５
ピース・オブ・ケーキ		４７−６５

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著者紹介

金井美恵子

略歴: 金井美恵子
一九四七年、群馬県高崎市生まれ。六七年、「愛の生活」でデビュー、現代詩手帖賞受賞。七九年、『プラトン的恋愛』で泉鏡花文学賞、八八年、『タマや』で女流文学賞を受賞。他の作品に『岸辺のない海』『恋愛太平記』『柔らかい土をふんで、』『噂の娘』『スタア誕生』など。小説の他に映画や美術に関する批評、エッセイ集も多数。また金井久美子との共著に『たのしい暮しの断片』『鼎談集金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』などがある。