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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2024/03/22
- 出版社: 人文書院
- サイズ:20cm/270p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-409-03131-5
- 国内送料無料
紙の本
ゾンビの美学 植民地主義・ジェンダー・ポストヒューマン新刊
著者 福田 安佐子 (著)
ゾンビ映画の歴史を通覧し、おもに植民地主義、ジェンダー、ポストヒューマニズムの視点から重要作に映るものを仔細に分析。アガンベンの生権力論を援用し、ゾンビからみえる現代およ...
ゾンビの美学 植民地主義・ジェンダー・ポストヒューマン
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商品説明
ゾンビ映画の歴史を通覧し、おもに植民地主義、ジェンダー、ポストヒューマニズムの視点から重要作に映るものを仔細に分析。アガンベンの生権力論を援用し、ゾンビからみえる現代および近未来の人間像を論考する。【「TRC MARC」の商品解説】
『恐怖城(ホワイト・ゾンビ)』『私はゾンビと歩いた!』から、ジョージ・A・ロメロを経て『バイオハザード』『ワールド・ウォー・Z』まで、ヴードゥー呪術、噛みつき、ウィルス感染など、多様な原因で人間ならざるものへと変化し、およそ100年にもわたり増殖し続けるゾンビと作品の数々。恐怖の対象として類を見ないその存在に託されたものは何か。本書では、ゾンビの歴史を通覧し、おもに植民地主義、ジェンダー、ポストヒューマニズムの視点から重要作に映るものを仔細に分析する。アガンベンの生権力論を援用し、ゾンビに現代および近未来の人間像をみる力作。
「だが現在、または近い未来において、人間に「似ているにすぎないもの」として作り出されたゾンビの方に、人間が「似て」くるだろう。」(本書より)
◎目次
序章
第一章 『恐怖城(ホワイト・ゾンビ)』とゾンビの誕生
1 『ホワイト・ゾンビ』とアメリカ
2 「ゾンビ」発生前夜
3 ゾンビの分裂と人種表象
4 『ホワイト・ゾンビ』における目線の交差
第二章 『私はゾンビと歩いた!』と呪われた人形
1 ハリウッドをさまようヴードゥーの人形
2 分裂したヒロイン
3 重なり合うゾンビと人形
4 代理の身体
第三章 近代におけるゾンビ――グロテスクなものか「人に似たもの」か
1 隣のゾンビ
2 奴隷から隣人の表現へ
3 ロメロにおけるゾンビの多様性
4 『死霊のえじき』以降のゾンビたち
5 感染と発症の間――「モダン・ゾンビ」から「走るゾンビ」へ
第四章 ゾンビ映画におけるヒロインと女ゾンビ
1 ゾンビの性別
2 『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』におけるヒロイン
3 ゾンビ映画における女とロメロ作品における男
4 『28日後…』、『28週後…』における眼差しと感染
第五章 『ワールド・ウォー・Z』における新しいゾンビ
1 目潰しとポストヒューマンなゾンビ
2 『ワールド・ウォー・Z』における身体を持たないゾンビ
3 ポストヒューマニズム
4 「剝き出しの生」としてのゾンビ
5 生き延びる身体と免疫
終章
あとがき
参考文献
索引【商品解説】
目次
- 序章
- 第一章 『恐怖城(ホワイト・ゾンビ)』とゾンビの誕生
- 1 『ホワイト・ゾンビ』とアメリカ
- 2 「ゾンビ」発生前夜
- 3 ゾンビの分裂と人種表象
- 4 『ホワイト・ゾンビ』における目線の交差
- 第二章 『私はゾンビと歩いた!』と呪われた人形
- 1 ハリウッドをさまようヴードゥーの人形
- 2 分裂したヒロイン
- 3 重なり合うゾンビと人形
著者紹介
福田 安佐子
- 略歴
- 【著者】福田 安佐子(ふくだ・あさこ)
1988 年生。国際ファッション専門職大学国際ファッション学部助教。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。専門はホラー映画史、表象文化論、身体論。共著に『ヒューマン・スタディーズ:世界で語る/世界に語る』(集広舎)、『モダンの身体:マシーン・アート・メディア』(小鳥遊書房)、共訳書にブライドッティ『ポストヒューマン』(フィルムアート社)、クロンブ『ゾンビの小哲学』(人文書院)がある。
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