「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- みんなの評価
- あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
- カテゴリ:研究者
- 発売日:2024/05/02
- 出版社: 三修社
- サイズ:20cm/399p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-384-05947-2
- 国内送料無料
紙の本
アーシュラ・K・ルグィン 新たなる帰還 (アメリカ文学との邂逅)新刊
想像力の持つ可能性と希望を信じ、異文化の共存の可能性を模索したルグィン。自らのSFとファンタジーの世界を発見した時期、長編を次々と発表した充実の時期など、作家のキャリアを...
アーシュラ・K・ルグィン 新たなる帰還 (アメリカ文学との邂逅)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
想像力の持つ可能性と希望を信じ、異文化の共存の可能性を模索したルグィン。自らのSFとファンタジーの世界を発見した時期、長編を次々と発表した充実の時期など、作家のキャリアを5つに区分し、長編作品を中心に論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
想像力の持つ可能性と希望を信じ、異文化の共存の可能性を模索し、限界に挑戦し続けたルグィンの螺旋をのぼる旅をたどる
アーシュラ・K・ルグィンは、時の流れによる変化を恐れない作家であった。変化を受け容れ、常に新しい地平を目指すことを選んだ。旅することは終始一貫して彼女の作品のテーマであり続けたが、その旅には終わりというものはなかった。帰還は新たな旅の始まりでしかない。そして、その旅は、作品の中のはるかな未来の世界や、遠い宇宙の惑星、そして竜が空に翼をはばたかせる異世界を移動するものであると同時に、現実の世界における歴史の流れを映し出すものでもあった。
本書の目的は、SFとファンタジーの新たな道を切り開き、その可能性を模索し続けた、ルグィンという作家の旅をたどることにある。SFやファンタジーというジャンルの問題、同時代のアメリカ社会と文学の潮流、そして文学とジェンダーとの関わりが、各章をつなぐ大きな主題となるだろう。数々の賞を受賞し、SFとファンタジーを名実共に代表する作家としていまなお大きな影響力を持つルグィンの道のりはどのようなものであったのだろうか。自らの限界に挑戦し続け、芸術とは「つねに限界のそのさきを探し求めることであり、境界線を見定めてはじめて、完全で、確固とした美しいものを生み出すことができる」のだと公言する作家が、長い旅路の果てに見せてくれるのはどのようなものなのだろうか。
(序章より)【商品解説】
目次
- 第1章 始まりの場所
- 『オルシニア国物語』−リアリズムとの葛藤
- ロカノン三部作−SFの発見
- 第2章 二つの旅
- 『影との戦い』−内なる影
- 『闇の左手』−旅を共にするもの
- 第3章 めぐる旅路の果てに
- 『こわれた腕環』−他者と共に歩む
- 『さいはての島へ』−影の国へ
- 『天のろくろ』−ユートピアを目指して
著者紹介
佐々木 真理
- 略歴
- 〈佐々木真理〉東京大学大学院博士課程中途退学。実践女子大学文学部英文学科教授。著書に「アメリカ文学入門」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む