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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/04/30
- 出版社: 東京創元社
- サイズ:20cm/245p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-01136-9
読割 50
紙の本
ある晴れたXデイに (カシュニッツ短編傑作選)新刊
著者 マリー・ルイーゼ・カシュニッツ (著),酒寄 進一 (編訳)
死んだはずの養子に見張られていると主張し、戸締まりを厳重にする妻。夫との会話から見えてくる真実とは…。日常に忍び込む幻想。悲劇と幸福が結びついた人生観。戦後ドイツを代表す...
ある晴れたXデイに (カシュニッツ短編傑作選)
ある晴れたXデイに
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商品説明
死んだはずの養子に見張られていると主張し、戸締まりを厳重にする妻。夫との会話から見えてくる真実とは…。日常に忍び込む幻想。悲劇と幸福が結びついた人生観。戦後ドイツを代表する女性作家による全15作の短編集。【「TRC MARC」の商品解説】
日常に忍びこむ幻想。
歪で純粋な人間心理。
みな、あとから気づく。
あの奇妙な一撃がすべてを変えた、と。
『その昔、N市では』に続く
全15作の日本オリジナル短編集!
非行の果てに死んだはずの養子に怯え、戸締まりを厳重にする妻。夫との会話から見えてくる真実とは……(「雪解け」)。知らぬ間に手脚に痣や傷が増えていく会社員の女性。親指の付け根を切ってしまっても気づかず、すねを拳骨で打ってもまったく痛みを感じない。自己観察を続ける彼女の生活は、どんどん異様になっていき……(「火中の足」)。広告塔に大きな写真が貼られ、新聞でも連日報道された、行方不明の少年を探すことに取り憑かれた女性は、その少年を見つけたのだが……(「幸せでいっぱい」)。町が消え、家も、学校も、図書館も、なにもかもがなくなる。みんないなくなり、あとは地を這う人間の残骸がいるだけ。――世界が滅亡するXデイが気がかりで、ある母親はその日に起こるはずのことについて詳細な手記を執筆する……(「ある晴れたXデイに」)。
日常に忍びこむ幻想。悲劇と幸福が結びついた人生観。歪で奇妙な家族たち。
戦後ドイツを代表する女性作家による、『その昔、N市では』に続く全15作の傑作短編集!
■目次
「雪解け」
「ポップとミンゲル」
「太った子」
「火中の足」
「財産目録」
「幸せでいっぱい」
「作家」
「脱走兵」
「いつかあるとき」
「地(じ)滑(すべ)り」
「トロワ・サパンへの執着」
「チューリップ男」
「ある晴れたXデイに」
「結婚式の客」
「旅立ち」
訳者あとがき【商品解説】
収録作品一覧
雪解け | 5−21 | |
---|---|---|
ポップとミンゲル | 23−33 | |
太った子 | 35−46 |
著者紹介
マリー・ルイーゼ・カシュニッツ
- 略歴
- 〈マリー・ルイーゼ・カシュニッツ〉ドイツのカールスルーエ生まれ。詩人、小説家。ビューヒナー賞などを受賞。著書に「六月半ばの真昼どき」「精霊たちの庭」など。
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