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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/04/30
- 出版社: 東京創元社
- サイズ:20cm/229p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-488-02901-2
読割 50
紙の本
羅刹国通信新刊
著者 津原 泰水 (著)
小学6年生の理恵は叔父を殺した。4年後、理恵は奇妙な夢を見るようになる。灼熱の地で2つの勢力に分かたれ殺し合う「鬼」の集団。その法則を理恵に教えたのは、同じ夢を共有する少...
羅刹国通信
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商品説明
小学6年生の理恵は叔父を殺した。4年後、理恵は奇妙な夢を見るようになる。灼熱の地で2つの勢力に分かたれ殺し合う「鬼」の集団。その法則を理恵に教えたのは、同じ夢を共有する少年だった…。『週刊小説』掲載を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
十二歳で叔父を殺した。
その罪が、いまになって
現実を、夢を侵蝕してゆく。
亡者たちが〈恐怖〉と〈悪意〉に
分かれ争う羅刹の国の夢を共有する
少女と少年の魂の行方
並ぶ者なき幻視者が
若き日にものした幻の傑作、初単行本化
叔父を殺したことは固く秘しておくべきだった。
自殺するなんてと母が泣き続けるものだから、本当はわたしが崖から突き落としたのだとわかれば、すこしは気が楽になるかと思ったのだ。
震災で妻を失いPTSDに苦しむ叔父との同居に疲弊する家族のために、小学六年生の左右田理恵(そうだりえ)は叔父を殺した。
その四年後、理恵は奇妙な夢を見るようになる。
荒れ果てた灼熱の地で岩蔭と食糧を求める「鬼」の集団。
かれらは二つの勢力に分かたれ争い殺し合う――その法則を理恵に教えたのは、同じ夢を共有する一人の少年だった。
鬼才の幻視文学の頂点となる幻の傑作、初単行本化。解説=春日武彦・北原尚彦
■目次
「羅刹国通信」
「続羅刹国報」
「続々羅刹国――雨の章――」
「続々羅刹国――夜の章――」
「解説」 春日武彦
「津原国通信」 北原尚彦【商品解説】
著者紹介
津原 泰水
- 略歴
- 〈津原泰水〉広島県生まれ。青山学院大学卒。小説家。著書に「11」「少年トレチア」「夢分けの船」など。
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