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商品説明
RC(鉄筋コンクリート)構造・PC(プレストレストコンクリート)構造の設計実務を担うときに必要となる力学を、構造計算を体験しながら身に付けることができるよう整理した手引書。東京都立大学での講義をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は、RC(鉄筋コンクリート)構造・PC(プレストレストコンクリート)構造の設計実務を担うときに必要となる力学を、構造計算を体験しながら “ 身に付ける ” ことができるように整理した手引書であり、著者が東京都立大学で非常勤講師として担当している講義内容の一部を取りまとめたものである。
構造設計の基本的な要素の一つに構造計算すなわち断面力や変位の算出がある。構造計算手法としては、パソコンによるマトリックス構造解析が主流となっており、解析ソフトにデータを入力すれば即座に解が出力されるが、現代の構造設計技術者にとっては、構造解析ソフトがブラックボックスになってしまっており、設計ソフトからのアウトプットに大きな誤りがなさそうか判断することに自信が持てていない現実があるのではないだろうか。
これから、構造設計の分野にも AI(Artificial Intelligence)の導入が進むようになると、力学が身に付いているか否かは、設計技術者の存在意義そのものにも関わってくると思われる。このような課題を解決するためには、構造設計技術者が構造力学を頭で理論として理解するだけでは不十分であり、設計業務のさまざまなシーン、とくに構造計画段階で力学的な “ 直感 ” を働かせることができるように、力学を身体感覚として “ 身に付ける ” ことが必要になるだろう。
本書では、主としてコンクリート系の梁や柱の断面力がどのようにして求められるのか道筋が具体的に理解でき、構造解析ソフトが何を計算しているのかがイメージできるようになるので、構造分野を専攻する大学生など、力学を “ 身に付けたい ” と考える技術者にも最適である。【商品解説】
目次
- 1章 静定構造の断面力
- 1.1 力の釣合い
- 1.2 力のモーメント
- 1.3 静定構造
- 1.4 外力と内力
- 1.5 断面力
- 1.6 断面力解法の要点
- 1.7 格点荷重への変換
- 1.8 格点荷重を用いた断面力の算出
- 2章 断面性能
著者紹介
近藤 真一
- 略歴
- 1976 年 東京都立大学 工学部 土木工学科 卒業
1976 年 住友建設株式会社(現 三井住友建設株式会社) 入社
1989 年 技術士(建設部門)
2002 年 東京都立大学大学院(博士課程)工学研究科 修了 博士(工学)
2012 年 首都大学東京(現 東京都立大学)大学院 非常勤講師 委嘱
2012 年 ファイベックス株式会社 入社
2014 年 代表取締役社長 現在に至る
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