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- カテゴリ:一般
- 発売日:2024/03/21
- 出版社: PHP研究所
- サイズ:19cm/359p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-85672-8
読割 50
紙の本
日本近代史12の謎を解く 伝承と美談の狭間で新刊
著者 秦 郁彦 (著)
会津戦争で大山巌を狙撃したのは山本八重か? ルーズベルト大統領が怖れた日本の「百年計画」とは? 歴史家生活70年の著者が、どうしても解いておきたい日本近代史の謎に挑む。【...
日本近代史12の謎を解く 伝承と美談の狭間で
日本近代史12の謎を解く
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商品説明
会津戦争で大山巌を狙撃したのは山本八重か? ルーズベルト大統領が怖れた日本の「百年計画」とは? 歴史家生活70年の著者が、どうしても解いておきたい日本近代史の謎に挑む。【「TRC MARC」の商品解説】
歌人の大町桂月(おおまちけいげつ)から「鬼才」と評された女流歌人・与謝野晶子は、弟が日露戦争に出征することを嘆いて「あゝをとうとよ君を泣く 君死にたまふことなかれ」という有名な一節で始まる歌を詠んだ。反響は小さくなかった。前出の大町は「乱臣なり、賊子なり、国家の刑罰を加ふべき罪なり」と激しく論難。これに対し晶子は「この御評、一も二もなく服しかね候」「歌は歌に候」「誠の心を歌にしただけ」「少女と申す者、誰しも戦嫌いにて候」と反撃し一歩も引かなかった。覚悟をもって晶子が発表したこの歌は、今では小中学校の教科書にも登場する、日本の反戦歌の代表的作品になっている。
では、この歌を贈られた晶子の弟・籌三郎(ちゅうざぶろう)は、結局日露戦争で死ななかったのだろうか?
そしてこの歌に関連して、さらに興味深い謎がある。太平洋戦争の際には、晶子は四男に対して「水軍の大尉となりてわが四郎 み軍(いくさ)にゆくたけく戦へ」と詠んでいるのだ。晶子は「転向」したのか? 出色の女流歌人の真意とは?
本書ではこのほか、「昭和天皇を襲ったテロリスト像─―難波大助と金子文子の挑戦」
「南雲機動部隊 対 エンタープライズ―─索敵のミステリー」「ガダルカナル戦の起点と終点」「知られざるインド謀略工作の内幕」「日本共産党太平記―─山村工作隊と火炎びんの季節」「1945年ロシアによる三船遭難事件」などの近代史の謎に迫る。ゆったりとした時間に存分に楽しみたい、極上の歴史読み物である。【商品解説】
著者紹介
秦 郁彦
- 略歴
- 〈秦郁彦〉山口県生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士。現代史家(日本近現代史・軍事史)。千葉大学教授などを歴任。菊池寛賞受賞。「明と暗のノモンハン戦史」で毎日出版文化賞、正論大賞を受賞。
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