紙の本
低学年でもわかりやすい
2015/01/27 01:57
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投稿者:いちにいさんだー - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学1年生の子供に読みました。
武装等、難しい言葉は聞いてきましたが、あとは子供なりに理解ができたようでした。
とても大事な事が書かれている写真絵本です。
たくさんの子供達に読んでほしい絵本ではす。
勉強する事の大切さ、人が人らしく生きていける環境がこの日本にはあるという事を子供達がこの本を読んで感じてほしいです。
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校へ行きたくないと言うのは簡単だけど。
ちょっとこの本を読んでみてほしい。
学校へ行きたくても行けない子がこの世には存在する。
ショックを受けて、考えてみればいい。
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単行本と書いてありますが、写真絵本のような感じです。
前半はマララ・ユスフザイさんの演説の内容で、
後半は石井光太さんの言葉で、
なぜ子どもは学校へ行かなければならないのか、
いけないとするとどうしてそういう状態なのかを伝えています。
またよその国だけのことではなく、
日本でもそういった困難な家庭環境にある子どもがいることに
触れているのがとても良かったです。
平明な言葉で真摯に表現されているので、
大人はもちろん、子どもたちにも響くものがあるように思います。
世界にはまだまだ学ぶ権利を奪われた子どもたちがいることを
日本の子どもたちにも理解してほしいと思います。
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子どもを教育したくない大人。
したくてもできない貧困。政治。戦争
女の子を教育したくない思想。
学校に行きたいと言って、武装グループから銃で撃たれたパキスタンの15歳の少女。
女性が教育を受ける権利を訴え続け、史上最年少でノーベル平和賞の候補になった、マララ・ユスフザイさんのエピソードをもとにした写真絵本。
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マララさんの国連演説を紹介し、子どもたちとともに、学校へ行き勉強することの意味を考える本。自分の言葉をもち、考えを持つことの大切さを伝える。
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高学年向け絵本です。
マララさんの演説が前半に、後半は著者の意見になっています。当たり前のように学校に行ける日本において、一度見ていて欲しい現状があります。
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もしかしたら、息を止めて読んでいたのかもしれない、と思うほど息苦しく、重たい気持ちになった。
私たち日本人は、当たり前のように教育を受けているが、世界には全く教育を受けられない人達がたくさんいる。
教育だけでなく、日本を含め先進国と云われる国は、不自由など感じ得ないほど恵まれた環境なんだと日々感じる。
その与えられた環境に感謝することを忘れてはいけない。
本書は、パキスタン人の少女、マララ・ユスフザイさんの国連演説を基に、筆者が「なぜ、学校へ行くのか」という疑問に答えている。
前半のマララさんの演説にはとても心が打たれた。
しかし、著者の「あなたが自分のことばで、しっかり語れば、きっと多くの人が耳をかたむけてくれるはずだ。(中略)世の中は、よいほうへ変わっていく」という主張は少し幻想的に思えた。本当は、それが真理であるのだけれど、現実はそうはいかない。
本の中で語られている現実と、著者の主張を幻想的だと感じてしまう自分自身の思考に、二重で気が重くなった。
マララさんの演説は勿論だが、子供たちの写真からも、その思いが伝わってくるようだった。
学校に通え、教育を受けられる素晴らしさを、今まさに享受している子供たちに感じて欲しい。
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「わたしたちは、自分のことばの力を、強さを、信じましょう。わたしたちのことばは、世界を変えられるのです。」
パキスタンの少女マララさんは、女性の学校へ行くことの権利を主張する。ことばで考え、それを主張することで世界は変えられる。
私たちは、学校へ行くことが当たり前だち思っているけれど、一歩世界に出ればそうではない国が多くある。
教育の意味を、そして生きる意味を教えてくれる一冊。
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(2014.10.30読了)(2014.10.30借入)
副題「マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える」
【ノーベル平和賞】
マララ・ユスフザイさんの国連演説からの抜粋が、前半に掲載されています。
後半は、世界の貧困地帯を見てきた著者が、「ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。」を子供たちの現状をもとに、述べています。
版が大きく、写真が多数使われ、活字も大きいので、絵本ということでしょうか。
小学校3・4年生から読めそうです。
【目次】
銃ではなく、本とペンを。戦場ではなく、学校を。
ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。
●女は(38頁)
文字を書いたり、読んだり、計算したりするのは、男だけでいい、ということだ。
社会をつくっていくのは、男がすることである、というのだ。
女は新聞も読まず、手紙も書かず、家で家事をしていればいい、というのだ。
●学校へ行きたい(43頁)
本を読んだり文字を書けるようになりたい、
計算もできるようになりたい、と思っている。
それができなければ、将来、安定した
仕事につくことができないのを、わかっているから……。
●生きる(54頁)
苦しくても、かなしくても、さびしくてもいのちあるかぎり、
なんとか生きていこうとする。
それが人間なんじゃないだろうか。
●自分の考えを(57頁)
戦争はいけない、というだけでは戦争は止まらない。
差別はいけない、と叫ぶだけでは差別はなくならない。
しっかり自分の考えをつくりあげ、
それを人にわかってもらえるようなことばにして
伝えなければならない。
そのために必要なのが、学校なんじゃないだろうか。
☆関連図書(既読)
「武器より一冊の本をください」ヴィヴィアナ・マッツァ著・横山千里訳、金の星社、2013.11.
「リゴベルタの村」工藤律子著、浜田桂子絵、講談社、1994.03.25
(リゴベルタさんは、ノーベル平和賞受賞者)
「私は逃げない ある女性弁護士のイスラム革命」シリン・エバディ著・竹林卓訳、ランダムハウス講談社、2007.09.12
(シリン・エバディさんは、ノーベル平和賞受賞者)
「私は売られてきた」パトリシア・マコーミック著、代田亜香子訳、作品社、2010.06.30
(インド・ネパールの人身売買の物語)
「わたしが明日殺されたら」フォージア・クーフィ著・福田素子訳、徳間書店、2011.05.31
(フォージア・クーフィさんは、アフガニスタンの女性政治家)
☆石井光太さんの本(既読)
「遺体-震災、津波の果てに-」石井光太著、新潮社、2011.10.25
「津波の墓標」石井光太著、徳間書店、2013.01.31
(2014年11月1日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
世界のどこかでいつも戦争があり、まずしいくらしをしている人たちがたくさんいる。日本にも、まずしさはあるし、差別もある。虐待やいじめもある。それをなくすのは、かんたんなことではない。戦争はいけない、と言うだけでは戦争は止まらない。差別はいけない、と叫ぶだけでは差別はなくならない。しっかりと自分の考えをつくりあげ、それを人にわかってもらえるようなことばにして伝えなければならない。その方法を手に入れるために必要なのが、学校なんじゃないだろうか。
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「人は絶望だけでは生きていけない。
むりにでも希望をつくりあげて、前を向いて生きていこうとする。」
という言葉が重い。
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力強いマララさんのセリフ。
感じた絶望、悲しみを、勇気に、希望に。
鑑です。戒めとして忘れてはならない英雄です。
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2部構成になっています。
前半が,マララ・ユスフザイさんの国連演説を石井さんが訳された文章。後半が,石井さんが,マララさんの生き方から「なぜ,学校で学ぶのか」について,ご自分の考えを書かれた文章です。
マララさんは,こののち,ノーベル平和賞を受賞します。
なぜ,マララさんは大人から撃たれたのでしょうか? それは,学校へ行って学ぶことが,これまでの大人の社会(常識)をひっくり返す原動力になることを,当の大人たちが知っているからです。学ぶことは,武器にもなるのです。
私たちの日本の社会も,このままでいいわけではありません。なんとなく世間にあわすために学校教育があるような雰囲気がありますが,決してそうではない。子どもたちが社会を形成する独立した人間として生きていく大人になるための基礎を学ぶのが学校という場なのだということを改めて感じました。
著者の石井光太さんは,現実の社会に深く入り込んだルポルタージュを書いています。そんな方の子ども向けの本ですから,刺激があるのに決まっています。
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著者は、世界を変えるには「自分の考えを作り、人にわかってもらえる言葉で、伝えなければならない。そのために学校が必要」というメッセージを送っている。子ども達に学ぶことが何のために必要か、そして、世界で今なお何が起きているか、知ってもらえる本。
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小学生をお持ちの方にはぜひ。中学生でも十分に読みごたえはあります。
分類を絵本にしたのは、作品の半分は写真で構成されているから。そこに短めの文章が添えられている感じ。
世界には(もちろん日本にも)貧困に喘ぐ子どもたちがいるということが視覚的にもよく伝わってくる良本であると思います。
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妻が、「子どもに読ませたい」と買ってきた。
素晴らしい本だ。
短くわかりやすい言葉と大きな写真で、世界の子どもたちの厳しい現実を突きつけられる。
前半はマララさんが訴えたこと。
世界では570万の子どもが学校へ行っていない。
学校の価値を考えなおせる本。
全国の小学校に読み聞かせに行きたい。