「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
「物事を多面的・多角的に考える」ことが重視される道徳科授業。10の思考の技法と30の観点を設定し、道徳科における思考の技法とは何か、どのような良さがあるのか、授業ではどう使えるのかなどを示す。【「TRC MARC」の商品解説】
道徳科授業でこそ「探究的な学び」を!
本書の概要
「考え、議論する道徳」を実現するためには、道徳科授業が「探究的な学び」でなければならない。そこで本書では、道徳科授業での「学び方」や「考え方」を、10種類の「思考の技法」と、それに対応する合計30点の「思考の観点」として提起する。
本書からわかること
「考え、議論する道徳」とはいうけれど
道徳科授業で「考え、議論する」ことが求められるようになって久しく、取り組みも進んできています。
この言葉が書名に入った書籍も多数刊行され、そこでは発問や板書、ノート指導などが紹介されています。
しかし、それらの取り組みの多くは内容項目について考え、議論すること(「何を学ぶか」)に関してであり、「どのように学ぶか」について言及されることは少ないように思われます。
学びを深めるためには、「何を学ぶか」と「どのように学ぶか」の両方が必要です。
「探究的な学び」に向けて
そこで本書では、道徳科において「探究的な学び」を実現するために「どのように学ぶか」について提案します。
「学習指導要領解説 総合的な学習の時間編」にある「考えるための技法」を参考に、
・比較:共通点、相違点、順序付け
・選択:納得、善悪・当為、好悪・得意
・自己理解:自分のよさ、自分の不十分さ、前向きな気持ち
など、10種類の「思考の技法」と、それぞれに対応する3種類の「思考の観点」(計30点)を構想しました。
子どもたちが自ら学びを深められる方法論となっています。
学び方も学ぶ授業
学び方を学ぶことによって、子どもたちが主体的に授業に臨むようになります。
もちろんはじめは教師が教える必要がありますが、繰り返し指導していくうちに子供たちは学び方を身につけていきます。
たとえば「比較」という「思考の技法」を身につけた子どもたちは、
「登場人物のAさんとBさんを比べてみよう」
「どんな点が共通しているかな? 違う点はどこかな?」
などと、別の教材でも般化して考えるようになります。
道徳科授業をより探究的に、より主体的に
学び方を身につけた子どもたちは、「『教師による発問→子どもの回答』の繰り返し」という授業パターンから脱却し、主体的に授業を創るようになります。
教師からの発問や指示がなくても、
「今回の教材文は『自己理解』から考えてみたらどうだろう?」
など、自分たちで学習課題を提案できるようになってきます。
自分たちでつくった学習課題ですから、話し合い活動などにも真剣に取り組むことでしょう。
本書を参考に、道徳科授業をより探究的に、より主体的に変えてみませんか?
目次
- 第Ⅰ章 探究する道徳科授業と思考の技法
- 1 道徳科授業のための思考の技法
- 2 探究する道徳科授業
- 第Ⅱ章 思考の技法とその観点
- 1 比較(① 共通点/② 相違点/③ 順序付け)
- 2 選択(④ 納得/⑤ 善悪・当為/⑥ 好悪・得意)
- 3 抽象化(⑦ 一般化/⑧ 簡潔化/⑨ 仮定)
- 4 具体化(⑩例示/⑪分割/⑫関係)
- 5 検討結果(⑬ 見通し/⑭ 原因/⑮ 損得)
著者紹介
坂本 哲彦
- 略歴
- 〈坂本哲彦〉山口県生まれ。山口大学大学院修了。同大学大学院教育学研究科教授(特命)。日本授業UD学会理事。著書に「道徳授業のユニバーサルデザイン」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む