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商品説明
歴史時代の考古学は型式学・層位学による新旧関係は把握できるが、時間軸上の座標は、自然科学的手法の観測や紀年銘資料とその共伴関係を加味して得ている。本書ではこの定点資料を扱う上での留意点のほか、土器・瓦等の型式に実年代を与える具体的な実践例を示す。第3部には関東地方の紀年銘資料集成稿を載せ、読者の便をはかる。【商品解説】
目次
- はじめに……………………………………………田中広明(埼玉県埋文元調査部長)
- 第1部 土器・瓦・出土文字資料
- 古代の編年研究と実年代をめぐる諸問題………高橋照彦(大阪大学教授)
- 相模国における土器編年上の実年代……………田尾誠敏(東海大学等非常勤講師)
- 土師器と須恵器 越後国…………………………春日真実(新潟県埋蔵文化財調査事業団)
- 紀年銘墨書土器 上総・下総国…………………加藤貴之(市川市教育委員会)
- トピック下野国府と下野薬師寺跡出土資料……田續良太
- トピック三ツ和遺跡出土木簡の共伴遺物………浅井 希
- 弘仁地震の頃に使用された武蔵型甕……………滝澤 誠
著者紹介
眞保昌弘
- 略歴
- 眞保 昌弘(しんぼ まさひろ)
1963年生まれ 国士舘大学文学部教授 博士(人文科学)
[主な著書論文]
『古代国家形成期の東国』(同成社)、『侍塚古墳と那須国造碑』(同成社)、「出土瓦にみる中央集権国家形成期陸奥国支配体制の画期とその側面」(『日本考古学』第37号 日本考古学協会)、「那須国造碑の建立-古墳分布にみる地域内競合の視点から-」(『古代文化』第70巻1号)
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