Ella & Louis Again【CD】

　エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングがヴォーカルで共演した心温まる作品『Ella & Louis』の好評を受けた第2弾。

　サッチモ、エラ、共に決して裕福とはいえない家庭から、その持てる才能を生かし、ジャズ史に燦然と輝くジャズジャイアンツとなった。
　チック・ウエッブ・オーケストラを女リーダーとして引継ぎ成功を収めたエラは、ソロ歌手への道を着々と進み、やがて、「Decca」「Norgran」「Verve」からデビュー、そして、幾多の作品を発表してきた。

　とりわけノーマン・グランツの「Verve」からは、作曲家シリーズとして数え切れない作品を発表して、スタンダードのスタンダード作品としてこれらの作曲家たちの代表作をレコード化した。

　一方のサッチモは、1920年代から活躍を始め、コルネット奏者としてニューオリンズ～ディキシー・スタイルを演奏。さらに「Decca records」ニ移ってからは、“Hello Dolly”をはじめ、映画出演とも相まって歌手として成功を収めた。

　そうしたジャズの歴史における偉大な出会ったのが本作である。いずれの歌も、まるでニューオリンズ・ジャズのコール・アンド・レスポンスを思い起こさせる「掛け合い」で歌が進行し、聞くものを魅了する。

Ella Fitzgerald (vo)
Louis Armstrong (tp,vo)Ocar Peterson (p) Herb Ellis (g)
Ray Brown (b) Louie Bellson (ds)

Tracks 1, 5, 8, 9, and 10 recorded August 13, 1957 in Los Angeles.
Tracks 2, 3, 4, 6, 7, 11, and 12 recorded August 23, 1957 in Los Angeles.