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曲目
- ディスク1
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- 空間の飛翔“Papilio”
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- 永遠の詩“Eternal Lyric”
商品説明
沖至 (tp,flh,cowbell, triangle, bells, indian bells,woodblock,etc)翠川敬基(b, p,gong)田中保積 (ds,gongs, timpani)
プロデユース:副島輝人
エンジニア:Kinji Hayashi
1970年発売
<レーベル資料より>
【原*JAZZ|PROTOジャズ】シリーズ第7弾。
日本のニュージャズ初期の非常に数少ないレコードの中の1枚・幻の名盤中の名盤
“突出した前衛”として。他の誰よりも富樫のモチーフとメソッドを真正面から受け止め
自己を創造したのが沖至であり本作である。
1969年、富樫雅彦クインテットに高柳昌行らと共に沖至が参加、また、富樫雅彦/佐藤允彦の
双頭リーダーによる伝説の「ESSG」に、高木元輝と共に参加、ESSGでの沖は根が続く限り
吹きっぱなしという凄まじく完全なフリージャズとして今なお語り継がれているもの。
続いてその年の11月、新宿ピットインの2Fに「ニュージャズホール」を富樫、高柳、吉沢元治、
佐藤允彦、高木元輝、豊住芳三郎と一緒に創設し、その活動を盛り上げていく。
その中、1970年、自主制作アルバムとして発表されたのが、本作。
95年に一度CD化されたがどちらもプレス枚数が少なかったため、プレミアがつき再発を望む声が多く、
本シリーズの1枚として再びCD化発売されることになりました。
1969年末よりの新たな活動の場「ニュージャズホール」において、人跡未踏の曠野を行くような
未知のサウンド創造に向かって疾走し、更なる地平を切り拓いていく一瞬々々の中、沖至は、当時は
ベースを弾いていた翠川敬基、そしてパーカッシヴなドラマー田中保積をメンバーとしたトリオで、
抽象的な空間創造を目指した。
「我々にしか出来ない空間がある。それはリズムと空間のバランスから生まれる(沖至)」と、
“エネルギーと突っ張り”で制作したのが、しかも当時は全くなかったマイナー自主レーベルから発売。
「リズムという言葉について言えば、ビートやテンポというよりスピードが大事だ(沖)」
M-2のパピリオとは蝶のこと、蝶が空間の中を飛ぶ軌跡を頭の中で追ってこの空想的図形楽譜を
フリーフォームで演奏するのが沖至のジャズである。また、上記のスピード感とは、一音が鋭く走って
どこまでも永遠の中に延びていく感覚、ビートではなく、フリージャズの中では特に重要なフィーリングと
される疾走感覚のこと。M-1は、水を張ったバケツにトランペットの朝顔を出し入れしながら、
つまり水でミュートする演奏だ。
「聴く者にこれほどの幻想を持たせてくれる沖至こそ、更なる幻視者なのだろう」
「沖至は裏側の世界の所在を顕現させる現代の魔術師である」(副島輝人)
特典・視聴・HMVユーザーレビュー
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