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  5. ザ・リアル・ショパン~ピアノ作品全集 ゲルネル、シェバノワ、ダン・タイ・ソン、オレイニチャク、ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、他(21CD)

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  • 発売日:2010/12/01
  • レーベル:Nifc
  • カタログNo.:NIFCCD000020
  • 組み枚数:21枚
  • 発売国:Europe
  • フォーマット:CD
  • 国内送料無料

CD

ザ・リアル・ショパン~ピアノ作品全集 ゲルネル、シェバノワ、ダン・タイ・ソン、オレイニチャク、ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、他(21CD)【CD】 21枚組

ショパン (1810-1849)

ショパン・イヤーを締めくくる特大リリース!「NIFC」21タイトルがBOXセットで衝撃登場!ショパン存命当時に製作された「1849年製のエラール」&「1848年製のプレイ...

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ザ・リアル・ショパン~ピアノ作品全集 ゲルネル、シェバノワ、ダン・タイ・ソン、オレイニチャク、ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、他(21CD)【CD】 21枚組

税込 29,590 269pt

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商品説明

ショパン・イヤーを締めくくる特大リリース!
「NIFC」21タイトルがBOXセットで衝撃登場!


ショパン存命当時に製作された「1849年製のエラール」&「1848年製のプレイエル」と、ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、入賞者など、ショパンやポーランドと縁の深い世界的ピアニストたちの共演が大きな話題を呼び続けているポーランド国立ショパン協会(Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)の自主レーベル「NIFC」。
 ショパン・イヤーも終盤に突入した今、ショパンの孫弟子コチャルスキの歴史的録音から、ダン・タイ・ソンの『夜想曲』までの21タイトルを1つにしたインパクト絶大のボックス・セットが登場!
 ショパンの祖国ポーランドが、ショパン・イヤーの締めくくりとして贈るNIFCレーベルのボックス・セットは、まさに国家のプライドをかけた一大事業。この特別な機会をお見逃し無く!(東京エムプラス)

ザ・リアル・ショパン~ショパン:ピアノ作品全集(21CD)
ネルソン・ゲルネル、ダン・タイ・ソン、ニコライ・デミジェンコ、タチアナ・シェバノワ、マレク・ドレヴノフスキ、エヴァ・ポブウォツカ、フー・ツォン、ヤヌシュ・オレイニチャク、ケヴィン・ケナー、カ・リン・コリーン・リー、ディーナ・ヨッフェ、ヴォイチェフ・シヴィタワ、ラウル・コチャルスキ、フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラ、他

【収録情報】
NIFCCD020 ダン・タイ・ソン/夜想曲集
詩情あふれる『夜想曲』の旋律と、ダン・タイ・ソンが弾くプレイエルの繊細で豊かな響きが音楽の桃源郷へと誘ってくれる・・・。ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの共演時よりもさらに深みを増したダン・タイ・ソンとフォルテピアノの相性にも要注目です。(東京エムプラス)

ショパン:
・夜想曲ハ短調WN.62
・夜想曲第16番変ホ長調Op.55-2
・夜想曲第12番ト長調Op.37-2
・夜想曲第11番ト短調Op.37-1
・夜想曲第10番変イ長調Op.32-2
・夜想曲第1番変ロ短調Op.9-1
・夜想曲第15番嬰ヘ長調Op.15-2
・夜想曲第3番ロ長調Op.9-3
・夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
・夜想曲第9番ロ長調Op.32-1
・夜想曲第19番ホ短調Op.72-1(WN.23)
・夜想曲第2番変ホ長調Op.9-2
・夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
・夜想曲第20番嬰ハ短調『レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ』(WN.37)

 ダン・タイ・ソン(フォルテピアノ/エラール1849)

 録音時期:2009年11月24日-25日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル


NIFCCD019 ドレヴノフスキ/ワルツ集、ポロネーズ集
レナード・バーンスタインにその才能を認められ、ヨーゼフ・ホフマン音楽祭(ネレックゾウ/ポーランド)、ショパン・ソロイスツ室内管弦楽団の創設するなど、ポーランド有数のショパン弾きとして高名なマレク・ドレヴノフスキ。18曲のワルツと、若き日のショパンが書いた4曲のポロネーズを弾くドレヴノフスキ。プレイエルの華やかで細めの音色をここまで巧みに操り、持ち味を引き出せるピアニストには簡単には出会えないでしょう。テンポの緩急、デュナーミクの扱い方も絶品です。(東京エムプラス)

ショパン:ワルツ&ポロネーズ集
・ワルツ第1番変ホ長調Op.18『華麗なる大円舞曲』
・ワルツ第2番変イ長調Op.34-1『華麗なる円舞曲』
・ワルツ第3番イ短調Op.34-2『華麗なる円舞曲』
・ワルツ第5番変イ長調『大円舞曲』
・ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1『小犬のワルツ』
・ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
・ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
・ワルツ第9番変イ長調Op.69-1『告別』
・ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
・ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
・ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2
・ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3
・ワルツ第14番ホ短調WN.29
・ワルツ第15番ホ長調WN.18
・ワルツ第16番変イ長調WN.28
・ワルツ第17番変ホ長調WN.53(ソステヌート)
・ワルツ第19番イ短調WN.63
・ポロネーズ第11番ト短調WN.2
・ポロネーズ第13番変イ長調WN.3
・ポロネーズ第12番変ロ長調WN.1
・ポロネーズ第9番変ロ長調Op.71-2(WN.17)*

 マレク・ドレヴノフスキ(フォルテピアノ/プレイエル1848&エラール1849*)

 録音時期:2005年12月16日-17日、2009年3月12日-14日、12月12日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD018 シェバノワ/ポロネーズ&マズルカ集
ロシアの名教師ヴィクトル・メルジャーノフの高弟で1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは、ダン・タイ・ソンに次ぐ第2位に輝き、ポロネーズと協奏曲の最優秀演奏賞も獲得したロシア生まれのポーランド人ピアニスト、タチアナ・シェバノワ。ポロネーズやマズルカの起源、ポーランド伝統の民族舞曲のリズムやカラーを鮮明に浮かび上がらせたベテランらしい好演奏を聴かせてくれます。(東京エムプラス)

ショパン:
・ポロネーズ変ロ短調WN.10
・ポロネーズ嬰ト短調WN.5
・ポロネーズ第10番ヘ短調Op.71-3(WN.12)
・ポロネーズ第1番嬰ハ短調Op.26-1
・マズルカ第41番嬰ハ短調Op.63-3
・マズルカ第20番変ニ長調Op.30-3
・マズルカ第40番ヘ短調Op.63-2
・マズルカ第34番ハ長調Op.56-2
・マズルカ イ短調Dbop.42A
・マズルカ第48番ハ長調Op.68-1(WN.24)
・夜想曲第6番ト短調Op.15-3
・マズルカ第33番ロ長調Op.56-1
・マズルカ第39番ロ長調Op.63-1
・ドイツ民謡『スイスの少年』による変奏曲ホ長調WN.4
・ロンド ハ長調WN.15
・ギャロップ変イ長調WN.59

 タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)

 録音時期:2009年10月28日-29日&12月11日、2010年1月19日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD017 シェバノワ/変奏曲集、ロンド、ラルゴ、他
僅か2分という短い時間の中で広がるあまりにも美しく歌心に満ちた『ラルゴ』が心に響くシェバノワの「変奏曲、マズルカ、ロンド集」。「ロンドOp.73」での夫君ヤロスラフ・ジェヴィエツキとの夫婦共演、「変奏曲WN.6」での息子スタニスラフ・ジェヴィエツキとの母子共演など、シェバノワ・ファミリーによるショパンも興味深いものです。(東京エムプラス)

ショパン:
・ラルゴ変ホ長調
・エロルドの主題による華麗なる変奏曲変ロ長調Op.12
・マズルカ風ロンド ヘ長調Op.15
・ロンド ハ長調Op.73(WN.9)*
・フーガ イ短調
・マズルカ第57番ハ長調
・マズルカ第58番変イ長調(WN.45)
・マズルカ第55番ニ長調
・モデラート ホ長調
・4手のための変奏曲ニ長調WN.6**
・パガニーニの主題による変奏曲イ長調WN.16
・ベッリーニの歌劇『清教徒』の主題よる変奏曲ホ長調Dbop.29
・ポロネーズ変ト長調WN.35
・アレグレット嬰ヘ長調WN.36
・ワルツ変ホ長調WN.8
・春WN.52a(ピアノ独奏版)

 タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ/エラール1849)
 ヤロスラフ・ジェヴィエツキ(フォルテピアノ/プレイエル1848)*
 スタニスラフ・ジェヴィエツキ(フォルテピアノ/エラール1849)**

 録音時期:2009年4月15日-16日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD016 クルザック、クヴィエチェン/歌曲集
1829年から晩年の1847年にかけて作曲されながらもショパンの存命中には出版されず、死後10年以上が経過した1859年に友人のユリアン・フォンタナの尽力によってようやく出版が実現した『歌曲集』。ポーランド語の歌詞、ポーランド民謡の要素を持つショパンの歌曲には、ショパンが愛した女性たちや祖国ポーランドへの想いが込められており、ピアノ作品に勝るとも劣らぬ詩的で「ショパン的」な魅力がどこか儚くも美しい!
 アルゲリッチの秘蔵っ子、ネルソン・ゲルネルとの共演でショパンの歌曲集を歌うのは、METやコヴェント・ガーデン、ハンブルクなど欧米各国の主要歌劇場で評価急上昇中のポーランド人歌手、アレクサンドラ・クルザックとマリウシュ・クヴィエチェン。歌唱力、ポーランド語の歌詞への対応力、表現力は一級品! ゲルネルが弾くフォルテピアノの調べに乗り、ショパンの想いが歌となって響きます。やっぱりショパンはピアノだけじゃありません!(東京エムプラス)

ショパン:ポーランドの歌Op.74
・乙女の願いOp.74-1
・どこで会いましょうOp.74-5*
・使者Op.74-7
・魔力*
・浮かれた女Op.74-4*
・私の見えぬところにOp.74-6*
・闘士Op.74-10*
・リトアニアの歌Op.74-16
・濁った水Op.74-3
・花婿Op.74-15*
・枯れ葉よOp.74-17
・指輪Op.74-14*
・いとしき娘Op.74-12*
・春Op.74-2
・美しき若者Op.74-8
・ドゥムカ*
・愁いOp.74-13
・2人の死Op.74-11
・メロディOp.74-9

 アレクサンドラ・クルザック(ソプラノ)
 マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)*
 ネルソン・ゲルネル(フォルテピアノ)

 録音時期:2009年3月24-26日、6月23-27日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD015 ポブウォツカ/ピアノ・ソナタ第1番、マズルカ集、他
ダン・タイ・ソンが第1位、タチアナ・シェバノワが第2位を獲得した1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールで、第5位とマズルカ賞を受賞したポーランドの女流ピアニスト、エヴァ・ポブウォツカ。2005年には、かつて自身が挑んだショパン国際ピアノ・コンクールの審査員に選ばれるなど、現代のポーランドを代表するピアニストの1人です。
 プレイエルの音色の特徴を活かした輝かしい『ピアノ・ソナタ第1番』、リズムが冴える『マズルカ』はどれもハイレベル。(東京エムプラス)

ショパン:
・ピアノ・ソナタ第1番ハ短調Op.4
・3つの新しい練習曲
・5つのマズルカOp.7
・マズルカ第10番変ロ長調Op.17-1
・コントルダンス変ト長調WN.27
・マズルカ第56番変ロ長調WN.56
・カンタービレ変ロ長調WN.43
・マズルカ ト長調第53番WN.8
・マズルカ第52番変ロ長調WN.7
・4つのマズルカOp.6
・4つのマズルカOp.41
・マズルカ第43番イ短調『ノートル・タン』

 エヴァ・ポブウォツカ(フォルテピアノ/プレイエル1848)

 録音時期:2008年2月7日-10日&2009年8月12日-13日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD014 デミジェンコ/子守歌、ロンド、ボレロ、他
 1976年モントリオール国際コンクールと1978年チャイコフスキー国際コンクールの入賞を経て本格的な世界デビューを果たして以来、ショパンとロシア音楽を自身のレパートリーの両翼としてきたデミジェンコ。
 これまでモダン・ピアノで弾き続けてきた十八番のショパンを、プレイエル1848年製のフォルテピアノで弾くデミジェンコの演奏は、時にはリリカルであり、また時にはアクティヴでアグレッシヴ。圧倒的なテクニックはもちろんのこと、卓越したダイナミクスのコントロールや、多彩な表情をピアノから引き出す表現力もデミジェンコの魅力です。
 ちなみに2001年8月にレコーディングされた「バッハ・ピアノ・トランスクリプションズVol.2」(CDA67324)からデミジェンコが愛用し続けているピアノは、ショパン国際ピアノ・コンクールの公式ピアノにも選ばれたイタリアの銘器ファツィオーリ。デミジェンコがプレイエル製のフォルテピアノで弾いたショパンと、ファツィオーリで弾いたショパン(ONYX、AGPLなど)の聴き比べも面白いところ。(東京エムプラス)

ショパン:
・子守歌変ニ長調Op.57
・夜想曲第7番嬰ハ短調Op.27-1
・タランテラ変イ長調Op.43
・ボレロ ハ長調Op.19
・ロンド ハ短調Op.1
・ロンド変ホ長調Op.16
・演奏会用アレグロ イ長調Op.46
・ポロネーズ第8番ニ短調Op.71-1
・モーツァルトの歌劇『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲変ロ長調Op.2

 ニコライ・デミジェンコ(フォルテピアノ/プレイエル1848)

 録音時期:2008年12月15日-17日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
NIFCCD013 ブローヤ、ヤコヴィッツ、バウアー/室内楽作品集
ワルシャワ時代、18歳のショパンが書き上げた唯一の「ピアノ三重奏曲Op.8」、同時期に作曲された「序奏と華麗なるポロネーズOp.3」。また、傑作「チェロ・ソナタOp.65」の献呈者でフランスの名チェリスト、オーギュスト・フランショームとの合作「協奏的大二重奏曲」など、数は少なくとも、まばゆい輝きを放ち続けるショパンの室内楽作品が、3人のポーランドの名手たちと1849年製のエラールによって作曲当時、そしてショパンが生きた時代の姿で響きます。
 1972年ワルシャワ生まれのヤン・クシシュトフ・ブローヤは、ワルシャワのショパン音楽アカデミー、フランクフルト、マイン、ハノーファーで学び、ポーランド楽壇の次代を担う逸材として期待されるピアニスト。
 1992年のミュンヘン国際音楽コンクール第1位、1989年のプラハの春国際音楽コンクール第3位という華々しい受賞歴を持つ名チェロ奏者アンジェイ・バウアー、ポーランドの名手クシストフ・ヤコヴィツの息子でツェートマイヤー・クヮルテットのヴァイオリニストとしても活躍中のクーバ(ヤクブ)・ヤコヴィッツといったポーランド弦楽器奏者たちも強力。
 「ピアノ」でもなく「歌曲」でもないショパンの"室内楽"の魅力を、ポーランドの名手たちの演奏でたっぷりとご堪能下さい!(東京エムプラス)

ショパン:
・チェロ・ソナタ ト短調Op.65
・序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3
・マイアベーアの歌劇『悪魔のロベール』の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調(フランショームとの合作)
・ピアノ三重奏曲ト短調Op.8
 ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(フォルテピアノ/エラール1849)
 アンジェイ・バウアー(チェロ)
 クーバ・ヤコヴィッツ(ヴァイオリン)

 録音時期:2009年7月6-8日、10月22-23日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD012 ヨッフェ/スケルツォ第1番、第4番、ポロネーズ第2番、他
旧ソ連時代のラトヴィアの首都リガで生まれ、モスクワのチャイコフスキー音楽院では、ヴェラ・ゴルノスタエワ教授の下で研鑽を積んだディーナ・ヨッフェ。1974年にドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクール、翌年1975年のショパン国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞一躍スターダムに躍り出るなど、現代屈指のショパン弾きの1人としてその活躍は目覚しいばかりです。(東京エムプラス)

ショパン:
・夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1
・スケルツォ第1番ロ短調Op.20
・夜想曲第15番ヘ短調Op.55-1
・マズルカ第46番ハ長調Op.67-3
・マズルカ第13番イ短調Op.17-4
・マズルカ第44番ト長調Op.67-1
・夜想曲第6番ト短調Op.15-3
・ポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2
・マズルカ第47番イ短調Op.67-4
・マズルカ第45番ト短調Op.67-2
・マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
・夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2
・夜想曲第18番ホ長調Op.62-2
・スケルツォ第4番ホ長調Op.54

 ディーナ・ヨッフェ(フォルテピアノ)
 使用楽器:プレイエル1848年製

 録音時期:2008年8月2-22日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD011 オレイニチャク/『英雄』ポロネーズ、『軍隊』ポロネーズ、マズルカ集、夜想曲集
映画「戦場のピアニスト」、同じく「ソフィー・マルソーの愛人日記」への出演や演奏など、様々な視点から祖国の偉人ショパンに接してきたオレイニチャク。
 前作(NIFCCD008)で弾いた1849年製のエラールだけでなく、1831年製のプレイエルでの演奏経験を持っており、オレイニチャクのショパン存命当時の楽器によるショパン演奏への評価は非常に高いものがあります。プレイエルとエラール、2台の銘器を弾きこなすオレイニチャクのショパン。注目の逸品です!(東京エムプラス)

【収録情報】
ショパン:
・夜想曲第13番ハ短調Op.48-1
・ポロネーズ第5番嬰ヘ短調Op.44
・夜想曲第17番ロ長調Op.62-1
・マズルカ第12番変イ長調Op.17-3
・マズルカ第19番ロ短調Op.30-2
・ポロネーズ第3番イ長調Op.40-1『軍隊』*
・ワルツ第3番イ短調Op.34-2
・マズルカ第49番イ短調Op.68-2
・マズルカ第50番ヘ長調Op.68-3
・ポロネーズ第6番変イ長調Op.53『英雄』
・マズルカ第51番ヘ短調Op.68-4

 ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ)
 使用楽器:エラール1849年製、プレイエル1849年製*

 録音時期:2008年2月7-10日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD010 ケナー/4つの即興曲、スケルツォ第3番、2つのノクターン、他
17歳で挑んだ1980年の第10回ショパン国際ピアノ・コンクールでは最年少受賞を果たし、再び挑んだ1990年の第12回では最高位にまで上り詰めたアメリカ人ピアニスト、ケヴィン・ケナー。ポーランドの名指揮者コルトからも称賛された現代のショパン弾きの歌心が楽しみ。(東京エムプラス)

ショパン:
・前奏曲嬰ハ短調Op.45
・前奏曲変イ長調
・4つの即興曲
・スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
・2つのノクターン Op.32
・ポロネーズ ハ短調 Op.40の2
・3つのマズルカ Op.59

 ケヴィン・ケナー(フォルテピアノ:1848年製プレイエル)

 録音時期:2008年3月17日-19日
 録音場所:ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD009 ゲルネル、ブリュッヘン/ピアノと管弦楽のための作品集
アルゼンチンの俊英ネルソン・ゲルネルとブリュッヘン&18世紀オーケストラ!ピアノと管弦楽のための作品の一味違う響きは一聴の価値あり! アンコールのポーランド国家もブラヴォー! 仏ディアパソン・ドール受賞盤。

【収録情報】
・ショパン:「奥様お手をどうぞ」による変奏曲 Op.2
・ショパン:ポーランドの歌による幻想曲 Op.13
・ショパン:ロンド・クラコヴィアク Op.14
・ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なポロネーズ Op.22
・ヴィビツキ:ポーランド国歌(オーケストラ演奏)

 ネルソン・ゲルネル(フォルテピアノ:1849年エラール)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)

 録音時期:2006年8月30日(Op.13、国歌)、2007年11月11日
 録音場所:テアトル・ヴィエルキ(Op.13、国歌)、ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル(ライヴ)
NIFCCD008 オレイニチャク/ピアノ・ソナタ第2番、マズルカ集、スケルツォ第2番、ワルツ第7番、他
アンジェイ・ジュワフスキ監督の映画「ソフィ・マルソーの愛人日記」で、役者としてショパン役を演じたヤヌシュ・オレイニチャク。そのなかでショパン時代のピアノを奏し、ショパン・ファンたちを驚愕させました。
 ショパン所有の1831年製プレイエルでの録音経験を持つオレイニチャク、当アルバムでは葬送行進曲付ソナタや嬰ハ短調のワルツなど人気作を1848年製エラールのフォルテピアノで披露してくれます。聴きものは凄まじい速さと軽さによるソナタのフィナーレ。ショパンの頭に響いていた世界を実感させてくれます。

ショパン:
・マズルカ イ短調Op.17-4
・マズルカ 嬰ハ短調Op.30-4
・マズルカ ト短調Op.24-1
・マズルカ ハ長調Op.24-2
・マズルカ ホ短調Op.41-1
・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35『葬送』
・ノクターン ホ短調Op.72
・ノクターン 嬰ハ短調(遺作)
・スケルツォ第2番変ロ短調Op.31
・ワルツ ホ長調(遺作)
・ワルツ第7番嬰ハ短調 Op.64-2

 ヤヌシュ・オレイニチャク(フォルテピアノ:1849年製エラール)

 録音時期:2007年9月10日-11日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD007 シェバノワ/練習曲集
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。彼女のショパンの練習曲演奏は、ロシアン・ピアニズムならではの切れ味の良い技巧とスピード感で定評がありますが、ここではフォルテピアノに挑戦、軽やかさと色香がさらに増し、曲の真髄を味わせてくれます。

【収録情報】
ショパン:
・12のエチュード Op.10
・12のエチュード Op.25
 タチアナ・シェバノワ(フォルテピアノ:1849年製エラール)

 録音時期:2007年9月29日
 録音場所:ワルシャワ、ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD006 シヴィタワ/24の前奏曲
1967年生まれ、シヴィタワの前奏曲集。1990年に行なわれた第12回ショパン・コンクールでポロネーズのベスト演奏賞を受賞。
 ついに『24の前奏曲』もフォルテピアノによる全曲演奏の登場です。これまで気付かなかったニュアンスや効果など、驚きの発見の連続に興奮させられます。

ショパン:
1. 24の前奏曲 Op.28
2. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22

 ヴォイチェフ・シヴィタワ(フォルテピアノ)
 使用楽器:1848年製プレイエル(1)、1849年製エラール(2)

 録音時期:2006年11月11日-13日、2007年5月4日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD005 シェバノワ/ワルツ&エコセーズ、舟歌
1980年に行なわれた第10回ショパン・コンクールで第2位(1位はダン・タイ・ソン)を受賞したシェバノワ。最近話題のスタニスワフ・ジェヴェツキの母上なのと、たびたび来日しているので日本でもおなじみの存在です。
 彼女のショパンのワルツといえばポニー・キャニオン盤がありますが、この最新録音ではフォルテピアノに挑戦、何とも華やかな色香に円熟が加わり、独特の味わいに満ちています。

ショパン:
ワルツ集
・第1番変ホ長調Op.18『華麗なる大ワルツ』
・第2番変イ長調Op.34-1
・第3番イ短調Op.34-2
・第4番ヘ長調Op.34-3
・第5番変イ長調Op.42
・第6番変ニ長調Op.64 -1『小犬』
・第7番嬰ハ短調Op.64-2
・第8番変イ長調Op.64-3
・第9番変イ長調Op.69-1『別れ』
・第10番ロ短調Op.69-2
・第11番変ト長調Op.70-1
・第12番ヘ短調Op.70-2
・第13番変ニ長調Op.70-3
・第14番ホ短調

・3つのエコセーズOp.72
・舟歌Op.60
・子守歌Op.57

 タチヤナ・シェバノワ(フォルテピアノ:1849年製エラール)

 録音時期:2007年5月19日-20日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD004 ダン・タイ・ソン、ブリュッヘン/ピアノ協奏曲第1番、第2番
ショパンの協奏曲の古楽器による録音はこれが初ではありませんが、18世紀オーケストラがやっているというだけで凄い。実際、演奏は物凄いのひと言につきます。オーケストレーションの拙さをいつも指摘されるショパンの協奏曲が、ブリュッヘンと18世紀オーケストラにかかると、一点の濁りもない実に堂々とした響きとなり、あの長い前奏も充実した交響曲のように聴き惚れさせられます。
 第10回(1980年)ショパン・コンクール優勝のダン・タイ・ソンによるショパンの協奏曲といえば、シンフォニア・ヴァルソヴィアとの共演によるVictor盤がありますが、こちらはショパンが存命中の1849年製エラールのオリジナル楽器を用いている点がユニーク。繊細かつ説得力満点で、ブリュッヘンのオーケストラと渾然一体となって聴き手を魅了します。
 ショパンのピアノ協奏曲がお好きな人はもちろん、苦手な人も必聴の1枚で、ショックを受けること間違いなしの刺激的内容です。絶対のオススメ。

ショパン:
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11
 録音時期:2005年9月8日(デジタル、ライヴ)
 録音場所:ワルシャワ、国立フィルハーモニー・コンサート・ホール

・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 op.21
 録音時期:2006年8月31日(デジタル、ライヴ)
 録音場所:テアトル・ヴィエルキ(ポーランド国立歌劇場)

 ダン・タイ・ソン(フォルテピアノ、エラール1849年製)
 18世紀オーケストラ
 フランス・ブリュッヘン(指揮)
NIFCCD003 ゲルネル/バラード&夜想曲
1969年生まれのアルゼンチンのヴィルトゥオーゾで、日本でも注目されているネルソン・ゲルネルのバラード全曲。アルゲリッチが絶賛しているゲルネルの才能は、単に技巧だけでなく、深い音楽性に驚かされます。彼が1848年製プレイエルのオリジナル楽器を用いて、ゾクゾクするほど魅力的なショパンを聴かせてくれます。仏ディアパソン・ドール受賞盤。

ショパン:
・バラード第1番ト短調Op.23
・バラード第2番へ長調Op.38
・バラード第3番変イ長調Op.47
・バラード第4番ヘ短調Op.52
・ノクターン第7番嬰ハ短調Op.27の1
・ノクターン第8番変ニ長調 Op.27の2
・ノクターン第14番嬰ヘ短調Op.48の2

 ネルソン・ゲルネル(フォルテピアノ:1848年製プレイエル)

 録音時期:2005年12月1日-4日、14日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD002 カ・リン・コリーン・リー/ピアノ・ソナタ第3番、前奏曲集、他
2005年に行なわれた第15回ショパン・コンクールで、5位なし6位入賞、2002年浜松国際コンクールでも優勝した香港生まれ若手女流カ・リン・コリーン・リー。これはショパン・コンクール直後のセッション録音ですが、1848年製プレイエルを弾いている点が超貴重。「ピアノソナタ第3番」が過去のどの録音とも印象の異なる驚きもの。ショパンの頭にはこう響いていたのかと、これまた目から鱗の一枚です。

ショパン:
・幻想曲へ短調Op.49
・4つのマズルカOp.33
・幻想ポロネーズOp.61 
・前奏曲集Op.28より6曲
・ピアノソナタ第3番ロ短調Op.58DDD

 カ・リン・コリーン・リー(フォルテピアノ:1848年製プレイエル)

 録音時期:2005年11月26日-27日
 録音場所:ワルシャワ、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD001 フー・ツォン/マズルカ集
1934年生まれの中国出身のピアニスト、フー・ツォン。彼はワルシャワ音楽院に留学して、ことにマズルカ解釈を追及し、1955年の第5回ショパン・コンクールでは第3位とともに「マズルカ賞」を受賞したほどの権威です。そのフー・ツォンが1849年製エラールのオリジナル楽器を用いてマズルカを18曲披露しています。時に民俗楽器を思わせる響きも興味深く、絶品です。

ショパン:マズルカ集
・第32番 嬰ハ短調 Op.50-3
・第22番 嬰ト短調 Op.33-1
・第16番 変イ長調 Op.24-3
・第35番 ハ短調 Op.56-3
・第40番 ヘ短調 Op.63-2
・第12番 変イ長調 Op.17-3
・第17番 変ロ短調 Op.24-4
・第18番 ハ短調 Op.30-1
・第31番 変イ長調 Op.50-2
・第14番 ト短調 Op.24-1
・第30番 ト長調 Op.50-1
・第25番 ロ短調 Op.33-4
・第19番 ロ短調 Op.30-2
・第11番 ホ短調 Op.17-2
・第26番 嬰ハ短調 Op.41-1
・第36番 イ短調 Op.59-1
・第6番 イ短調 Op.7-2
・第51番 ヘ短調 Op.68-4

 フー・ツォン(フォルテピアノ)
 使用楽器:エラール1849年製

 録音時期:2005年3月14-17日
 録音場所:ポーランド放送、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
 録音方式:デジタル
NIFCCD000 コチャルスキ/ヒストリカル・ライヴ・レコーディングス1948
ショパン直系の孫弟子であり、神童、天才ショパン弾きとして讃えられたラウル・コチャルスキ[1884-1948]最晩年の演奏の復刻。
 コチャルスキが弾いている1847年製のプレイエルは、ショパンが1848年に滞在していたスコットランドのカルダー・ハウスで演奏したと伝わる銘器中の銘器。ショパンのピアニズムを受け継いだコチャルスキの高度な技巧をベースとした創造性豊かな演奏には「自由」というテーマが良く似合います。

【収録情報】
ショパン:
・前奏曲第2番イ短調Op.28-2
・夜想曲第8番変ニ長調Op.27-2
・マズルカ第5番変ロ長調Op.7-1
・子守歌 変ニ長調Op.57
・幻想即興曲 嬰ハ短調Op.66
・ワルツ第1番変ホ長調Op.18
・バラード第1番ト短調Op.23

 ラウル・コチャルスキ(フォルテピアノ/プレイエル1847)

 録音時期:1948年2月21日
 録音場所:ワルシャワ、ベルヴェデーレ宮殿ポンペリアン・ルーム
 録音方式:モノラル(ライヴ)
 ポーランド放送のアーカイヴからの復刻
 マスターに起因するノイズがございます。予めご了承下さい。

アーティスト紹介

ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。 【生誕200年】
2010年は作曲家ショパンの生誕200年にあたる記念の年。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

【二つの名前】
ショパンはポーランドに生まれた作曲家ですが、成人してからは父親の国であるフランスを中心に暮らしていたこともあって、通常、「フレデリック・フランソワ・ショパン」というフランス名で呼ばれ、祖国ポーランドでは「フリデリク・フランツィシェク・ショペン」と呼ばれています。

【フランス系ポーランド人】
ショパンの父親、ニコラ・ショパン[1771-1844]は、10代のなかばからポーランドで暮らしていたフランス人で、ポーランド解放軍に従軍したのちは家庭教師となってポーランド貴族の家庭で子女にフランス語を教えて過ごし、やがて同じく貴族の家庭で働いていたポーランドの没落貴族の子女であるユスティナ・クシジャノフスカ[1782-1861]と結婚し、フレデリックが生まれることとなります。なお、父の名はポーランド名ではミコワイ・ショペンとなります。

【体質】
ショパンは肺結核のため39歳という若さで亡くなっています。結核には生涯を通じて悩まされており、17歳の時には2歳下の妹エミリアを同じ病気で失っています。インフルエンザでもショパンは重態に陥るなど、その華奢な体はあまり健康には恵まれていませんでした。

【恋愛】
幼少からピアノの練習と作曲の勉強に明け暮れ、体もあまり丈夫ではなかったショパンですが、よく知られている話としては4人の女性への恋愛事情が知られています。
 最初の女性は19歳のときに出会った歌手のコンスタンツィア・グワトコフスカで、残念ながら片思いに終わってしまうものの、その心情はピアノ協奏曲第2番の第2楽章に結実しています。
 2人目は、ポーランド人貴族ヴォジンスキ伯爵家の令嬢マリアで、婚約にまで至りますが、翌年、マリア側から破棄されてしまいます。
 3人目は、作家のジョルジュ・サンドで、9年間に渡る交際の中、さまざまな名曲が生み出されます。
 4人目は、歌手でもあるデルフィヌ・ポトツカ伯爵夫人。彼女は古くからショパンと交流があり、死の床にも駆けつけたとされる人物で、若き日のピアノ協奏曲第2番と晩年の『小犬のワルツ』が捧げられてもいます。

【使用楽器】
ショパンが活躍した19世紀前半は、ピアノという楽器がまだまだ進化の途中だったとされる時代で、そのサウンドは現代の楽器とは少なからず違ってはいたものの、それでも古典派時代のフォルテピアノに較べると大きな変貌を遂げており、ショパンの作曲意欲を刺激するのに十分な機能を持ち合わせていたものと思われます。
 実際に当時の楽器で演奏されたCDもリリースされていますが、1840年代に製造されたものは、現代のピアノとはまた違った魅力に富んでおり、ショパンが思い描いたイメージをリアルに再現するという意味でも、たいへん興味深い仕上がりを示しているものが多いようです。
  時代楽器によるショパン演奏
【ピアノの可能性を探求】
そうした機能面で恵まれた楽器に接していたこともあってか、ショパンのピアノ音楽は、それまでの作曲家の書いたピアノ音楽には無かった、非常に繊細で抒情的な美しさや、ダイナミックな表現にまでさまざまな感情の込められたものなど、独自の工夫を感じさせるものが多く、オペラや交響曲には目もくれず、ピアノという楽器に没入したショパンならではの、音楽表現の可能性の探求がなされているのがポイントといえます。

【ピアノ曲以外の音楽】
人生の中心がピアノだったショパンは、作曲した曲もほとんどがピアノ曲ですが、わずかながら室内楽曲や歌曲も書いています。チェロ・ソナタは親友のチェリストで作曲家のオーギュスト・フランショーム[1808-1884]のために書いたショパン晩年の作品で、同じ時期にヴァイオリン・ソナタにも着手していることから、ショパンがピアノ曲以外のジャンルにも積極的になっていたことが推測されています。
 歌曲については、歌が好きで幼いショパンにいつも歌って聴かせていた母親の影響や、歌手だった恋人たちの影響もあるものと思われます。

【年表】
ポーランド時代[1810-1830]
【1810】
0歳。ポーランドのジェラゾヴァ・ヴォラに、フランス人の父とポーランド人母の間に誕生。生後六ヶ月でワルシャワのサスキ宮殿近くに転居。
【1814】
4歳。母や姉からピアノ演奏を習い始めます。母はピアノと歌が得意でした。
【1816】
6歳。ヴォイチェフ・ジヴニーからピアノの指導を受け始めます。
【1817】
7歳。最初の作品『ポロネーズ ト短調』を作曲。スカルベックの援助で出版。
【1818】
8歳。ワルシャワでイーロヴェッツのピアノ協奏曲を演奏。
【1821】
11歳。師のジヴニーの誕生日のために名技的なポロネーズを作曲して献呈。
【1823】
12歳。フェルディナント・リースのピアノ協奏曲を演奏。ワルシャワ音楽院長ユゼフ・エルスネルから対位法、和声学を学び、ヴィルヘルム・ヴュルフェルからオルガンの指導を受けます。
【1825】
15歳。高等学校の正式なオルガニストになります。
【1826】
16歳。高等学校を退学しワルシャワ音楽院に入学。
【1827】
17歳。妹エミリアが結核で死亡。
【1828】
18歳。ベルリンに行きウェーバーの『魔弾の射手』、チマローザの『秘密の結婚』、ヘンデルの『聖セシリア』を鑑賞。
【1829】
19歳。声楽のコンスタンツヤ・グワトコフスカに恋愛感情を抱き、ピアノ協奏曲第2番の第2楽章にその気持ちを反映。ワルシャワ音楽院を首席で卒業し、ウィーンで演奏会を開催。
【1830】
20歳。ピアノ協奏曲第2番をワルシャワで演奏。ウィーン行きを決め告別演奏会を開催。ピアノ協奏曲第1番を演奏し、ショパンの希望でコンスタンツヤはロッシーニの『湖上の美人』のアリアを披露。その後、コンスタンツヤから別れの詩を贈られ、ウィーンに出発。ウィーン到着後、まもなくワルシャワ蜂起がおこります。
【1831】
21歳。ワルシャワ蜂起の影響もあり反ポーランドの色が濃くなったウィーン楽壇では演奏する機会がなかなか得られず、7月にウィーンを去り、8月、ミュンヘンでピアノ協奏曲第1番ほかによる演奏会を開催。翌月、シュトゥットガルトでワルシャワ蜂起の失敗を知り、パリに向かいます。パリ到着後、デルフィヌ・ポトツカ夫人と再会。

フランス時代[1831-1849]
【1832】
22歳。2月、プレイエル・ホールでカルクブレンナーと演奏会開催。リスト、メンデルスゾーン、ヒラー、ベルリオーズらと親しくなります。
【1833】
23歳。リスト、ヒラーと共にバッハの3台のピアノのための協奏曲を演奏。ベッリーニと知り合い友情を深めます。
【1835】
カールスバートで両親と最後の再会。かつて親交のあったポーランド人貴族ヴォジンスキ伯爵家のマリアとドレスデンで再会し、ワルツを献呈(後に『別れのワルツ』と呼ばれる曲)。 ハイデルベルクとパリで喀血、ショパン重態説が流れます。
【1836】
26歳。マリア・ヴォジンスキに求婚。リストの愛人マリ・ダグー伯爵夫人のサロンでジョルジュ・サンドを紹介され、その後、ショパン宅の夜会にサンドを招きます。
【1837】
27歳。2月、インフルエンザ罹患。7月、ヴォジンスキ家から婚約が破棄。
【1838】
28歳。アルカンの演奏会に出演。サンドとの交際がスタート。結核療養のためマジョルカ島に4ヶ月滞在しますが病状は一進一退。
【1839】
29歳。4月、友人の歌手ヌーリが自殺し、鎮魂ミサでオルガンを演奏。6月、サンドの別荘のあるフランス中部のノアン村(パリの南約270キロ)に到着、夏を過ごします。
【1840】
30歳。モシェレスと共にサン・クルー宮殿で御前演奏。
【1841】
31歳。4月、プレイエル・ホールで演奏会開催。6月、ノアンに出発。11月、サンドの住むピガール街に転居。
【1842】
32歳。2月、プレイエル・ホールで演奏会開催。4月、親友マトゥシニスキの死を看取ります。5月、ノアンに出発。
【1843】
33歳。5月、ノアンに出発。10月、パリに戻ります。体調の悪化に伴い、サンドの交友相手に嫉妬。
【1844】
34歳。冬、インフルエンザにより重態。春、回復。5月、父親死去。5月、ノアンに出発。11月、パリに戻ります。サンドの息子モーリスとの感情的対立が深刻に。
【1845】
35歳。3月、病状悪化。6月、ノアンに出発。7月、サンドの娘ソランジュとショパンの心の繋がりが強まり、サンドは息子モーリスとの繋がりを強めて対立的に。
【1846】
36歳。5月、ノアンに出発。モーリスとの関係、さらに悪化。9月、健康状態悪化。
【1847】
37歳。サンドのいない新年。インフルエンザ罹患。5月、喘息の発作で一時重態に。7月、ソランジュをめぐるいざこざもあり、サンドから別れの手紙。
【1848】
38歳。2月、プレイエル・ホールで演奏会開催。パリで最後の演奏会。4月、ロンドンに出発。ヴィクトリア女王の御前演奏。エディンバラ、マンチェスター、グラスゴーなどでの演奏会を経て10月ロンドンに戻ります。ひどい風邪で呼吸困難に。11月、パリに出発。喀血。体調悪化。
【1849】
39歳。冬の間病床。春、小康状態に。6月、シャイヨに転居。大量の喀血。この頃、大流行したコレラにより友人のカルクブレンナー、カタラーニが死亡。8月姉ルドヴィカと再会。9月、パリ中心のヴァンドーム広場のアパルトマンに転居。10月、病状悪化、デルフィナ・ポトツカ夫人、病床を見舞い歌う。10月17日、死去。 葬儀はパリのマドレーヌ寺院でおこなわれ、モーツァルトのレクィエムが演奏されました。これは、ショパンの生前の希望によるもの。遺体はペール・ラシェーズ墓地に埋葬。
【1850】
1月、ショパンの意向により、心臓が姉ルドヴィカによってポーランドに持ち帰られます。
【1855】
1月、ワルシャワの聖十字架教会に心臓が安置されます。

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