Star Spangled Springer【CD】

エヴァリー・ブラザーズのフィル・エヴァリーが73年にRCAから発売した1STソロ作品が世界初CD化。1曲を除いてすべてがフィルによるオリジナル曲となっており、シンガー・ソングライターとしての優れた資質を垣間みる事のできる1枚。ウォーレン・ジヴォン、デュアン・エディ、ジェイムス・バートンらが参加。

本盤は「バイ・バイ・ラヴ」の大ヒットで広く知られるエヴァリー・ブラザースのメンバーだったフィル・エヴァリーが、1973年にRCAから発表した記念すべきファースト・ソロ・アルバム。時代を反映して意欲的にシンガー・ソングライターの顔を覗かせた意欲作だ。だが、どういう訳かわが国ではフィルの・ソロ・アルバムは何故か評価が低い。こうした風潮を吹き消す内容を備えたフィルの傑作の登場だ。個人的には「ソフト・ロック」の名盤として高く評価したい。
冒頭曲以外は、すべてのオリジナル作品の連続。シンガー・ソングライターとしての優れた資質を窺うことができる。サウンド的には、ソフト・ロックという風情が随所に漂っていて心が和らぐ。プロデューサーは、 ギター・インストゥルメンタル・ロックの先駆者としてお馴染みのデュアン・エディ。アレンジャーとして、西海岸を代表するSSWのウォーレン・ジヴォン。バッキング・ミュージシャンとして、凄腕ギターマン、ジェームス・バートン、スティール・ギターの花形プレイヤーとした大活躍のバディ・エモンズ、ベースのかのライル・リッツなどの名がクレジット。埋もれたSSW名盤、知られざるソフト・ロックの名盤が遂にCD化とは、嬉しい限りだ！
（メーカー資料より）