歌劇『リジー・ボーデン』全曲　Ａ．コッポラ＆ケンブリッジ・フェスティバル管、ブレンダ・ルイス、エレン・フォール、他（１９６５　モノラル）【DVD】

アメリカで都市伝説化している殺人事件をオペラ化

リジー・ボーデンはアメリカで都市伝説化している親殺し事件。1892年８月４日にアンドリュー＆アビー・ボーデン夫妻が、マサチューセッツ州フォールリバーの自宅で殺害された事件で、娘のリジーが容疑者にされ、事件と裁判が過熱報道して社会現象となりました。結局は無罪となったものの、真犯人は見つからず、リジーは極めてグレーなまま今日伝説化しています。
　アメリカの作曲家ジャック・ビーソンは1965年にこの話を三幕のオペラにしました。ホラー映画の題材としても使われますが、ビーソンはむしろ、リジーを富豪の父と継母から多大なストレスを与えられた被害者として描き、同情さえ示しています。初演は1965年にニューヨーク・シティ・オペラによって行われましたが、このテレビ用収録も同一演奏家によって行われた、非常に貴重な記録と申せましょう。（キングインターナショナル）

【収録情報】
・ビーソン：歌劇『リジー・ボーデン』全三幕

　リジー・ボーデン：ブレンダ・ルイス（ソプラノ）
　継母アビー：エレン・フォール（ソプラノ）
　妹マーグレット：アン・エルガー（ソプラノ）
　父アンドリュー：ハーバート・ビーティー（バス）
　ジェイソン・マクファーレン：リチャード・フレドリックス（バリトン）
　聖ガブリエル少年合唱団
　ケンブリッジ・フェスティバル管弦楽団
　アントン・コッポラ（指揮）

　音楽監督：アントン・コッポラ
　台本：ケンウォード・エルムスリー
　制作：1965年

　収録時間：112分
　画面：モノクロ、4:3
　音声：モノラル
　字幕：なし
　NTSC
　Region All