ハインリヒ・シフを讃えて～チェリスト＆コンダクター（17CD）【CD】 17枚組

2016年に急逝したハインリヒ・シフの偉業を辿る17枚組セット。
ライセンス音源に加え、今回NEOSとして初CD化も多数！
チェリスト、指揮者シフの集大成！ 共演者も超豪華！

昨年12月26日に没したチェリスト、指揮者のハインリヒ・シフ[1951-2016]の主要なレパートリーをPhilips、EMI、DG等メジャー・レーベルや放送局の協力を得て集成。今回が初CD化となる多数の未発表音源を加えて大音楽家シフの偉業を辿ります。
　ハインリヒ・シフは1951年オーストリア出身。アンドレ・ナヴァラらの指導を受け、1972年にグラーツで開催されたISCM国際現代音楽祭でロストロポーヴィチが急病のため代役として演奏したルトスワフスキのチェロ協奏曲で一躍世界的な注目を集めるようになりました。その後はチェロの第一人者として華やかな活動を続けましたが、病のため2012年より指揮に専念、指揮者としても一時代を築きました。
　メジャー・レーベルからの音源の復刻ももちろんですが、今回のセットでうれしいのは初CD化される音源が多いこと。特におすすめはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。1988年のウィーン・フィルとのライヴでソリストはもちろんシフ、指揮はドホナーニで権利はウィーン・フィルが所有していましたが、今回が初CD化。また広く世界に知られるきっかけとなったシフの十八番、ルトスワフスキのチェロ協奏曲は作曲者指揮のPhilips音源に加え、シフが指揮者に回って演奏した2004年のライヴ（初CD化）も収録、両者の聴き比べも楽しみなところ。そして指揮者としては2007年バーデン＝バーデン・フライブルクSWR響とのマーラー：交響曲第1番ライヴに、2004年ケルンWDR響とのブルックナー：交響曲第4番など、いずれも白熱のライヴで今回初CD化なのが不思議なくらいです。また既出のAmadeo音源ではありますが、ソリストとしては鬼才フリードリヒ・グルダの怪作『チェロと吹奏楽のための協奏曲』が収められているのも見逃せません。巨匠ハインリヒ・シフの足跡を辿る最高のセットです。（輸入元情報）

【収録情報】

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Disc1
1. J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第1番 BWV.1007*
2. J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第4番BWV1010
3. J.S.バッハ：無伴奏チェロ組曲第5番BWV1011
4. ジェミニアーニ：チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5-6
5. ヴィヴァルディ：チェロ協奏曲 RV.424

　ハインリヒ・シフ（チェロ）
　トン・コープマン（チェンバロ：4）
　ヤープ・テル・.リンデン（チェロ通奏低音：4）
　アイオナ・ブラウン指揮、アカデミー室内管弦楽団（5）

　録音：
　1: 1983年（プライヴェート録音）*
　2,3: 1984年セオン（EMI）
　4: 1991年アムステルダム（Philips）
　5: 1983年ロンドン（Philips）

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Disc2
ベートーヴェン：
1. 魔笛の主題による12の変奏曲 Op.66
2. ウェールズとアイルランドの歌より（WoO155-25,26、WoO152-1,3,4）
3. チェロ・ソナタ第3番 Op.69*
4. チェロ・ソナタ第5番 Op.102-2

　ハインリヒ・シフ（チェロ）
　フリードリヒ・グルダ（ピアノ：1）
　ディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウ（バリトン：2）
　イェフディ・メニューイン（ヴァイオリン：2）
　ハルトムート・ヘル（ピアノ：2）
　クリスティアン・ツァハリアス（ピアノ：3）
　ティル・フェルナー（ピアノ：4）

　録音：
　1: 1981年ウィーン（Amadeo）
　2: 1984年ベルリン（EMI）
　3: 1982年ザルツブルグ音楽祭ライヴ（ORF）*
　4: 2000年（Philips）

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Disc3
ベートーヴェン：
1. 交響曲第5番 Op.67『運命』*
2. ヴァイオリン協奏曲 Op.61*

　ハインリヒ・シフ（指揮）
　ケルンWDR交響楽団（1）
　トマス・ツェートマイアー（ヴァイオリン：2）
　ウィーン室内管弦楽団（2）

　録音：
　1: 1998年WDR（ケルン・ライヴ）*
　2: 2000年ライヴ（Schubertiade Feldkirch）*

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Disc4
モーツァルト：
1. 交響曲第36番 K.425『リンツ』*
2. 交響曲第40番 K.550
3. ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373

　ハインリヒ・シフ（指揮）
　カメラータ・ザルツブルク（1）
　ノーザン・シンフォニア（2,3）

　録音：
　1: 2002年ウィーン・コンツェルトハウス、ライヴ（ORF）*
　2: 1990年キーサイド、ニューキャッスル（Virgin）
　3: 1991年キーサイド、ニューキャッスル（Virgin）

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Disc5
シューマン：
1. チェロ協奏曲 Op.129
2. チェロとピアノのためのアダージョとアレグロ
3. チェロとピアノのための幻想小曲集 Op.73
4. 交響曲第2番*

　ハインリヒ・シフ（チェロ：1-3、指揮：4）
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団（1）
　ベルナルド・ハイティンク（指揮：1）
　ゲルハルト・オピッツ（ピアノ：2,3）
　オスロ・フィルハーモニー管弦楽団（4）

　録音：
　1: 1988年ベルリン（Philips）
　2,3: 1991年ノイマルクト（Philips）
　4: 1996年オスロ・ライヴ（Oslo Philharmonic Orchestra）*

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Disc6
ブラームス：
1. チェロ・ソナタ第1番 Op.38*
2. チェロ・ソナタ第2番 Op.99
3. クラリネット三重奏曲イ短調 Op.114

　ハインリヒ・シフ（チェロ）
　クリスティアン・ツァハリアス（ピアノ：1）
　ゲルハルト・オピッツ（ピアノ：2）
　ザビーネ・マイヤー（クラリネット：3）
　ルドルフ・ブッフビンダー（ピアノ：3）

　録音：
　1: 1982年フライブルク・ライヴ（プライヴェート録音）*
　2: 1996年ノイマルクト（Philips）
　3: 1983年フランクフルト（EMI）

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Disc7
ブラームス：
1. ピアノ三重奏曲 Op.8
2. ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲

　ハインリヒ・シフ（チェロ）
　ウルフ・ヘルシャー（ヴァイオリン：1）
　クリスティアン・ツァハリアス（ピアノ：1）
　フランク・ペーター・ツィンマーマン（ヴァイオリン：2）
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団（2）
　ヴォルフガング・サヴァリッシュ（指揮：2）

　録音：
　1: 1982年セオン（EMI）
　2: 1996年ロンドン（EMI）

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Disc8
ドヴォルザーク：
1. チェロ協奏曲 Op.104
2. 森の静けさ
3. ロンド
4. ポロネーズ
5. 序曲『謝肉祭』 Op.92*

　ハインリヒ・シフ（チェロ：1-4、指揮：5）
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団（1）
　アンドレ・プレヴィン（指揮：1、ピアノ：2,3）
　エリーザベト・レオンスカヤ（ピアノ：4）
　シュターツカペレ・ドレスデン（5）

　録音：
　1-3: 1992年ウィーン（Philips）
　4: 1984年ラ・ショー・ド・フォン（Philips）
　5: 1995年ドレスデン・ライヴ（MDR）*

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Disc9
1. ブルックナー：交響曲第4番『ロマンティック』*
2. ブルッフ：コル・ニドライ Op.47*

　ハインリヒ・シフ（指揮）
　ケルンWDR交響楽団（1）
　ブルーノ・ヴァインマイスター（チェロ：2）
　ドイツ・ラインラント＝プファルツ州立フィルハーモニー（2）

　録音：
　1: 2004年ケルン・ライヴ（WDR）*
　2: 2002年ルードヴィヒシャフェン・ライヴ（SWR）*

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Disc10
マーラー：
1. 交響曲第1番『巨人』*
2. 交響詩『葬礼』*

　ハインリヒ・シフ（指揮）
　バーデン＝バーデン・フライブルクSWR交響楽団（1）
　NDRハンブルク交響楽団（2）

　録音：
　1. 2007年フライブルク・ライヴ（SWR）*
　2. 2008年ハンブルク・ライヴ（NDR）*

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Disc11
1. ヴュータン：チェロ協奏曲第2番
2. パガニーニ／シフ編：カンタービレ Op.17
3. パガニーニ／ジャンドロン編：ロッシーニの『モーゼ』の主題による変奏曲
4. チャイコフスキー：感傷的なワルツ Op.51-6
5. チャイコフスキー：交響曲第6番『悲愴』*

　ハイリンリヒ・シフ（チェロ：1-4、指揮：5）
　SWRシュトットガルト放送交響楽団（1）
　サー・ネヴィル・マリナー（指揮：1）
　サミュエル・サンダース（ピアノ：2-4）
　バーデン＝バーデン・フライブルクSWR交響楽団（5）

　録音：
　1: 1986年シュトゥットガルト（SDR&EMI）
　2-4: 1987年ウィーン（Philips）
　5: 2004年フライブルク・ライヴ（SWR）*

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Disc12
1. プロコフィエフ：バレエ組曲『ロメオとジュリエット』より（7曲）*
2. プロコフィエフ／ピアティゴルスキー編：子供のための音楽より「行進曲」 Op.65
3. グリエール：12の小品より「ワルツ」 Op.48-2
4. ヘルムート・シフ：ヴァイオリンとチェロのための2つのデュオ Op.63*
5. ショスタコーヴィチ：チェロ・ソナタ Op.40*

　ハインリヒ・シフ（指揮：1、チェロ：2-5）
　バーデン＝バーデン・フライブルクSWR交響楽団（1）
　サミュエル・サンダース（ピアノ：2,3）
　アンドレアス・ライナー（ヴァイオリン：4）
　ツィモン・バルト（ピアノ：5）

　録音：
　1: 2003年ジュネーヴ・ライヴ（SWR）*
　2,3: 1987年ウィーン（Philips）
　4: 1981年リンツ（プライヴェート録音）*
　5: 1991年ザルツブルク音楽祭ライヴ（ORF）*

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Disc13
ショスタコーヴィチ：
1. チェロ協奏曲第1番 Op.107*
2. チェロ協奏曲第2番 Op.126

　ハインリヒ・シフ（チェロ）
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団（1）
　クリストフ・フォン・ドホナーニ（指揮：1）
　バイエルン放送交響楽団（2）
　マクシム・ショスタコーヴィチ（指揮：2）

　録音：
　1: 1988年ウィーン・ライヴ（ウィーン・フィル）*
　2: 1984年ミュンヘン（Philips）

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Disc14
シュニトケ：
1. 合奏協奏曲第1番
2. チェロ・ソナタ第1番*
3. 弦楽三重奏曲

　ハインリヒ・シフ（指揮：1、チェロ：2,3）
　ギドン・クレーメル（ヴァイオリン：1,3）
　タチアナ・グリンデンコ（ヴァイオリン：1）
　ユーリ・スミルノフ（チェンバロ、プリペアド・ピアノ：1）
　ヨーロッパ室内管弦楽団（1）
　オレグ・マイセンベルク（ピアノ：2）
　タベア・ツィンマーマン（ヴィオラ：3）

　録音：
　1: 1988年ベルリン（Deutsche Grammophon）
　2: 1984年ウィーン・ライヴ（ORF）*
　3: 1987年ライヴ（ロッケンハウス音楽祭）

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Disc15
ルトスワフスキ：
1. チェロ協奏曲
2. チェロ協奏曲*
3. 葬送の音楽～バルトークの追憶に*
4. チェロとピアノのための変容～荘重に

　ハインリヒ・シフ（チェロ：1,4、指揮：2,3）
　バイエルン放送交響楽団（1）
　ヴィトルト・ルトスワフスキ（指揮：1）
　クリスティアン・ポルテラ（チェロ：2）
　バーデン＝バーデン・フライブルクSWR交響楽団（2）
　マーラー室内管弦楽団（3）
　アチ・ベルトンチェリ（ピアノ：4）

　録音：
　1: 1986年ミュンヘン・ライヴ（Philips & BR）
　2: 2004年フライブルク・ライヴ（SWR）*
　3: 2004年フェラーラ・ライヴ（Ferara Musica）*
　4: 1983年エッケンハーゲン（EMI）

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Disc16
1. ルディ・シュテファン：管弦楽のための音楽 (1912)*
2. B.A.ツィンマーマン：チェロ協奏曲『3つの形』
3. フリードリヒ・グルダ：チェロと吹奏楽のための協奏曲

　ハインリヒ・シフ（指揮：1、チェロ：2,3）
　バーデン＝バーデン・フライブルクSWR交響楽団（1,2）
　ミヒャエル・ギーレン（指揮：2）
　ウィーン管楽アンサンブル（3）
　フリードリヒ・グルダ（指揮：3）

　録音：
　1: 2009年フライブルク・ライヴ（SWR）*
　2: 1989年バーデン＝バーデン（Philips）
　3: 1981年ウィーン（Amadeo）

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Disc17
1. ウェーバー：『オベロン』序曲*
2. シューベルト：交響曲第7(8)番『未完成』*
3. R.シュトラウス：チェロと管弦楽のためのロマンス
4. ヴィンツェンツ・ラハナー：6つのドイツ舞曲よりカンタービレ*
5. ドビュッシー：チェロ・ソナタ*
6. ラフマニノフ：ヴォカリーズ
7. サン＝サーンス：白鳥
8. ヴィエニャスフキ／シフ編：スケルツォ・タランテラ

　ハインリヒ・シフ（指揮：1,2、チェロ：3-8）
　SWRシュトットガルト放送交響楽団（1）
　NDRハノーファー放送フィルハーモニー（2）
　ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団（3）
　クルト・マズア（指揮：3）
　クリスティアン・ツァハリアス（ピアノ：4,5）
　エリザベート・レオンスカヤ（ピアノ：6）
　サミュエル・サンダース（ピアノ：7,8）

　録音：
　1: 1999年ケルン・ライヴ（Deutschlandradio）*
　2: 2011年ハノーファー・ライヴ（NDR）*
　3: 1989年ライプツィヒ（Philips）
　4: 1982年フライブルク・ライヴ（プライヴェート録音）*
　5: 1982年ザルツブルク音楽祭ライヴ（ORF）*
　6: 1984年ラ・ショー・ド・フォン（Philips）
　7,8: 1987年ウィーン（Philips）

　*印：今回が初CD化