ライプツィヒ交響曲、葬送曲、夜と霧　ユルゲン・ブルーンス＆MDR交響楽団、ベルリン室内交響楽団【CD】

アイスラー：ライプツィヒ交響曲

若い頃は新ウィーン楽派に属し、シェーンベルクの高弟として作曲活動に勤しんだハンス・アイスラー。しかしさまざまな理由で決別し、以降劇作家のベルトルト・ブレヒトとともに演劇や映画関係の音楽を発表、政治的思想を絡めた作品で注目を浴びるようになります。その後、ナチスの台頭に伴い、アメリカに亡命。ハリウッドの映画音楽作曲家として人気を博しましたが、またもや政治的理由で国外追放となり、晩年には東ドイツで自作の映画音楽の編集に力を注ぎました。
　この『ライプツィヒ交響曲』は未完で終わった作品。アイスラーを信奉していた作曲家ティロ・メデク[1940-2006]が既存のアイスラーの映画音楽の中から様々な素材を選び作品を完成させています。また『葬送曲』は、2015年にユルゲン・ブルーンスとトビアス・ファースハウアーが補筆編集を行い完成させた音楽。アルバム最後の『夜と霧』はアイスラー自身がフランスの映画監督アレン・レネのために作曲した作品です。（輸入元情報）

【収録情報】
アイスラー：
1. ライプツィヒ交響曲（メデク再構築＆補筆完成版） (1959-62, rev.1998)
2. フィルム・スコアからの葬送曲（ブルーンス＆ファースハウアー編） (2015)
3. 映画音楽『夜と霧』 (1955)

　MDR交響楽団（1,2）
　ベルリン室内交響楽団（3）
　ユルゲン・ブルーンス（指揮）

　録音時期：2018年8月15,16日（1,2）　2015年11月9日（3）
　録音場所：ライプツィヒ、MDR（1,2）　ベルリン、コンツェルトハウス、クライナーザール（3）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）