スイスのクラリネット作品集　ベルンハルト・レートリスベルガー、ベンヤミン・エンゲーリ、ニルス・ケーラ、エルネスト・モリナーリ【CD】

スイスのクラリネット作品集

19世紀半ばから現代に至るスイスの作曲家によるクラリネットのための作品集。ロマンティックなヴァルターの『幻想曲とカプリッチョ』やオトマール・シェックのラグタイムのリズムを駆使した『アンダンテ』など、収録曲8曲のうち5曲は世界初録音です。用いられているのはクラリネット属の6種類の楽器で、ピアノとの共演の他、無伴奏からデュオ、トリオまで、個々の楽器の個性や組み合わせが生み出すサウンドの妙を楽しめます。
　演奏しているベルンハルト・レートリスベルガーは20年近くルツェルン交響楽団に在籍した後、2010年からベルン交響楽団のクラリネット／バス・クラリネット首席奏者を務める名手。ソリストとしてもジョナサン・ノットやマリオ・ヴェンツァーゴ、ヴァシリー・ペトレンコらと共演し高く評価されています。（輸入元情報）

【収録情報】
1. アウグスト・ヴァルター[1821-1896]：幻想曲とカプリッチョ Op.13 (1857)～クラリネットとピアノのために
2. デイヴィッド・フィリップ・ヘフティ[1975-]：カント (2012)～無伴奏バス・クラリネットのために
3. オトマール・シェック[1886-1957]：アンダンテ 変ホ長調 WoO.35 (1916)～クラリネットとピアノのために
4. ヘフティ：(T)raum-Ze(n)it (2008)～2本のバス・クラリネットのために
5. ジャン＝リュク・ダルブレー[1946-]：センテンス (2009 rev.2020)～バセット・クラリネット版
6. シェック：バス・クラリネット・ソナタ Op.41 (1927-28)～バス・クラリネットとピアノのために
7. ダルブレー：別れの歌 (1998)～A管クラリネットとバセットホルンのために
8. ヘフティ：『甘き死よ来たれ』によるカウンター・ポイント (2000)～クラリネット・トリオのために

　ベルンハルト・レートリスベルガー（クラリネット：1,3,7,8　バセットクラリネット：5　バス・クラリネット：2,4,6）
　ニルス・ケーラー（バス・クラリネット：4　バセットホルン：7,8）
　エルネスト・モリナーリ（コントラバス・クラリネット：8）
　ベンヤミン・エンゲーリ（ピアノ：1,3,6）

　録音時期：2020年6月6日（1,3,6）、6月19日（5）、7月1日（2,4,7,8）
　録音場所：スイス、Diaconis Kirche Bern
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1-3,5,7）