ピアノ作品集 第2集　クリストファー・ウィリアムズ【CD】

バルモーチン：ピアノ作品集 第2集

1877年、サンクト・ペテルブルクに生まれたセミョーン・バルモーチン。長い間その存在は忘れられていましたが、2019年に「GRAND PIANO」レーベルからまとまった作品がリリースされたことで、高い注目を集めました。バルモーチンはバラキレフとリムスキー＝コルサコフに師事、1923年から1925年までペトログラード音楽院（サンクト・ペテルブルク音楽院の旧称）で音楽理論を教えましたが、ソビエト連邦の1930年代の大粛清に巻き込まれてしまい、どのように生涯を閉じたのかはわかっていません。
　彼の作品のほとんどはピアノのためのものであり、第1集で紹介された『20の前奏曲』など洗練された作風によるものが多く、ここに収録された作品も、ロマンティックなピアノ・ソナタ、短いながらも印象的な『無言歌』、純真な子供の目に映った様々な風景を描いた『幼年時代の情景』と魅力的な味わいを持っています。
　バルモーチン作品の復興に尽力するクリストファー・ウィリアムズによる演奏です。（輸入元情報）

【収録情報】
バルモーチン：
● ピアノ・ソナタ 変ト長調 Op.4
● 3つの無言歌 Op.2
● 幼年時代の情景 Op.9
　第1曲『朝の祈り』
　第2曲『お母さん』
　第3曲『おばあちゃん』
　第4曲『5月の美しい月』
　第5曲『物乞いの子供の歌』
　第6曲『鬼ごっこ』
　第7曲『新しい人形の喜び』
　第8曲『競馬』
　第9曲『厳粛な行進』
　第10曲『ポルカ』
　第11曲『憂鬱なワルツ』
　第12曲『マズルカ』
　第13曲『哀歌』
　第14曲『月明かりの船旅』
　第15曲『不安』
　第16曲『スキップ』
　第17曲『夢』
　第18曲『目隠し遊び』
　第19曲『気まぐれ』
　第20曲『秋の歌』
　第21曲『墓地で』
　第22曲『森の中で』

　クリストファー・ウィリアムズ（ピアノ／Steinway, Model D）

　録音時期：2021年4月24,25日
　録音場所：モンマス、Wyastone Leys Concert Hall
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音