Jonathan Richman & The Modern Lovers【CD】

廃盤になって久しい、ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズの傑作『Jonathan Richman & The Modern Lovers』が、Omnivore Recordings より久々にCD再発。

ジェリー・ハリスン (後にトーキング・ヘッズに加入)、デヴィッド・ロビンソン (後にカーズを結成) らとの ”オリジナル” モダン・ラヴァーズ解散後、1976年にジョナサン・リッチマンが、”ジョナサン・リッチマン＆ザ・モダン・ラヴァーズ” 名義でインディの Beserkley レーベルから再デビューを果たし、その名を轟かせたアルバム『Jonathan Richman & The Modern Lovers』。

旧知のデヴィッド・ロビンソン (ds) 以外は、元ルビナーズのグレッグ ”カーリー” ケラネン (b)、元ウッディーズ・トラック・ストップのリロイ・ラドクリフ (g) を新しく迎え結成された新生モダン・ラヴァーズ。

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ルー・リード・フォロワー的なパンキッシュな吟遊詩人スタンスは残しつつも、「Rockin' Shopping Center」「New England」「Hi Dear」「Abominable Snowman In The Market」「Hey There Little Insect」「Here Come The Martian Martians」などでは、さらにルーツを掘り下げた形で、古き良き時代のロックンロールやオールディーズスタイルを陽気に展開。全編で鳴るセミアコースティック～アコースティックギターサウンドもまた良好。