交響曲第1番、祝典序曲、シェイクスピアより　マレク・シュティレツ＆ヤナーチェク・フィル【CD】

フェルステル：交響曲第1番、祝典序曲

プラハで音楽家の父のもとに生まれたヨゼフ・ボフスラフ・フェルステル。プラハ音楽院で学び、ドヴォルザークに続く世代の作曲家として活躍しました。歌劇から室内楽曲、管弦楽曲まで200曲を超える作品は、ドヴォルザークの伝統を継承したロマン派風の重厚な響きと哀愁を感じさせる旋律を持っています。
　このアルバムにはフェルステルのオーケストラ作品から彼の作風を概観できる3作を収録。スメタナの作品を想起させる『祝典序曲』はチェコの民俗的な色彩にウィーン風のエレガンスを融合させています。20代の終わりに書かれた『交響曲第1番』は闇から光への物語を感じさせ、曲の最後に奏される高らかなコラールが印象的です。若い頃に演劇に傾倒したフェルステルはシェイクスピアを愛読しました。その情熱が注がれた『シェイクスピアより』は、『冬物語』『十二夜』『マクベス』『じゃじゃ馬ならし』に登場する4人の女性を描いた連作交響詩風の作品です。（輸入元情報）

【収録情報】
フェルステル：
● 祝典序曲 Op.70（1907）
● 交響曲第1番ニ短調 Op.9（1887-88）
● シェイクスピアより Op.76（1908-10）
　1. 序奏（アンダンテ・モデラート）『Zas, mrtve postavy, mne obletate…』
　2. ペルディータ（アンダンテ・モデラート）
　3. ヴァイオラ（アンダンテ）
　4. マクベス夫人（アンダンテ・ソステヌート）
　5. カタリーナ、ペトルーキオとエロス（アレグロ・エネルジコ）

　ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団
　マレク・シュティレツ（指揮）

　録音時期：2021年1月6,7日
　録音場所：チェコ、House of Culture Ostrava, Ostrava
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）