ピアノのための印象 全集　ウラディーミル・クリエル【CD】

バスケス：ピアノのための印象 全集

20世紀前半におけるメキシコのクラシック音楽界を牽引した作曲家のひとり、ホセ・F・バスケス。優れたピアニスト、指揮者、教育者として活躍し、多くの作品を遺しましたが、その楽譜の多くは死後行方不明になってしまったため、演奏の機会がほとんどありませんでした。しかし、彼の息子で作家のホセ・ヘスス・バスケス・トーレスの40年にわたる研究の結果、失われた楽譜の多くを復元することができ、ようやくバスケスの音楽が再評価されるようになりました。
　この『ピアノのための印象』は1922年頃から1927年頃に作曲された全15曲、5巻から構成された、フランスの印象派、とりわけドビュッシーからの影響が強く感じられる内省的な雰囲気を湛えた曲集。シンプルなテクスチャと美しい響きが特徴です。
　演奏はメキシコシティ生まれのピアニスト、ウラディーミル・クリエル。ケレタロを本拠地とする「Fortepiano Instituto de Perfeccionamiento Artistico y Musical」の創設者兼ディレクターを務め、不当に忘れられたメキシコの作曲家の作品の発見、普及に尽力しています。（輸入元情報）

【収録情報】
バスケス：ピアノのための印象 全集

● 第1巻
I. Romanza
II. Barcarola
III. Melodia

● 第2巻
I. Nocturno
II. La oracion de la tarde
III. Elegia

● 第3巻
I. Reverie
II. Impromptu
III. Berceuse

● 第4巻
I. Preludio
II. Hoja de album
III. Plegaria

● 第5巻
I. Madrigal
II. Serenata
III. Intermezzo

　ウラディーミル・クリエル（ピアノ）

　録音時期：2022年8月17日、10月26日、12月8日
　録音場所：Estudio 13, Mexico City
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）