Ukrainian Masters～ウクライナのヴァイオリン・ソナタ集　ソロミヤ・イヴァヒフ、スティーヴン・ベック【CD】

ウクライナのヴァイオリン・ソナタ集

ウクライナの3人の作曲家によるヴァイオリン・ソナタ集。
　サンクト・ペテルブルクに生まれ、後半生をウクライナで過ごしたヴィクトル・コセンコ[1896-1938]のソナタは1927年の作品。2楽章で構成されており、刻々と変化する曲想が魅力的な第1楽章に、美しい緩徐楽章が続きます。
　ミロスラフ・スコリク[1938-2020]はリヴィウ生まれ。1988年にウクライナ作曲家連盟のリヴィウ支部の会長に就任し、2011年にキーウ国立歌劇場の芸術監督に就任するなど、ウクライナの音楽文化の発展に寄与しました。このソナタ第2番にはベートーヴェンを暗示する旋律があるとともに、時にはプロコフィエフやガーシュウィン、ジャズの影響も感じさせるさまざまなイディオムが組み込まれています。
　ハルキウ生まれのセルゲイ・ボルトキエヴィチ[1877-1952]のト短調のヴァイオリン・ソナタは、彼の室内楽作品の中でも、音楽言語が最も鮮やか、かつ直接的に伝わる作品として際立っています。賑やかで快活な終楽章にはシンコペーションの効いた民族音楽の引用も聞かれます。（輸入元情報）

【収録情報】
1. コセンコ：ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.18
2. スコリク：ヴァイオリン・ソナタ第2番
3. ボルトキエヴィチ：ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.26

　ソロミヤ・イヴァヒフ（ヴァイオリン）
　スティーヴン・ベック（ピアノ）

　録音時期：2022年10月23日（1,2）、11月26日（3）
　録音場所：Oktaven Audio, New York, USA
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　世界初録音（1）