ピアノ・ソロ＆デュオ作品全集 第2集　ジョルジオ・コウクル、ヴァージニア・ロセッティ【CD】

リエティ：ピアノ・ソロ＆デュオ作品全集 第2集

ヴィットリオ・リエティはイタリア移民の第3世代としてエジプトで生まれ、第一次世界大戦で士官候補生として従軍した後、19歳の時にイタリアに移住。作曲をレスピーギやマリピエロ、カゼッラに学び、1925年にはパリに留学。更なる研鑽を積みました。この時代に出会ったバランシンのために『Barabau』と『Le bal』の2作のバレエ曲を作曲しています。その後、1940年にアメリカ合衆国に移住、1944年に帰化しアメリカ市民としてボルティモアのピーボディ音楽院やシカゴ音楽大学などで教鞭を執りながら、1年の半分はヨーロッパで過ごすという生活を送り、管弦楽曲や室内楽曲、映画音楽などあらゆるジャンルの作品を数多く作曲。彼の作品はドビュッシーやラヴェル、ストラヴィンスキーやプロコフィエフらの影響を受けており、とりわけ管弦楽作品はトスカニーニ、ストコフスキー、クーベリックら名だたる指揮者によって演奏され、高く評価されました。
　第1集に続くこのピアノ曲集第2集には、新ウィーン楽派とストラヴィンスキーの影響のほか、ニューヨークのブロードウェイからパリの洒脱なクラブの雰囲気までをも彷彿させるワルツや小品を収録。全て世界初録音です。
　第1集と同じく、1953年チェコ生まれ、作曲家としても活躍するジョルジオ・コウクルが演奏。デュオではイタリア出身のヴァージニア・ロセッティが共演し、息のあった演奏を聴かせます。（輸入元情報）

【収録情報】
リエティ：
01. パンくず (1920)
　1. 子守歌
　2. 壊れたカリヨン
　3. 忘れられたカリヨン
　4. ショパン＝ドビュッシー
　5. マリオネット
02. 2つの練習曲 (1923)
　1. Semplice e con moto
　2. Scorrevole
03. ピアノ組曲 (1926)～第4曲『カンツォネッタ』
04. チェス・セレナード (1941-45)
　1. 前奏曲
　2. ガヴォット
　3. セレナード
　4. ワルツ
　5. 道化師のマーチ
05. コントラスツ (1967)
　1. 前奏曲
　2. 変奏
　3. バガテル
　4. エレジー
　5. 風車
06. 新しいワルツ (1956-57)
　1. ベリンダ・ワルツ
　2. ワルツ・カプリース
　3. ワルツ・シャンペール
　4. ワルツ・レジェール
　5. ワルツ・レント
　6. ロンド・ワルツ
07. キロノモス (1972)
　1. 前奏曲
　2. アレグロ・ヴォランテ
　3. インテルメッツォ
　4. マズルカ
　5. 即興
　6. エピローグ
08. レオノールのためのワルツ
09. 4つのピアノ小品

　ジョルジオ・コウクル（ピアノ・ソロ：01-03,05,07-09、/第2ピアノ：04,06）
　ヴァージニア・ロセッティ（第1ピアノ：04,06）

　録音時期：2023年7月～8月
　録音場所：スイス、Studio Bottega del Pianoforte, Lugano
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）
　全て世界初録音