序章イギリス理想主義とボザンケ
- １イギリス理想主義
- ２問題の所在
- ３研究史の整理
第一章思想家、教育家、実践家の相貌
- １生誕からオックスフォード時代（一八四八〜一八八一年）
- ２ロンドン時代（一八八一〜一八九七年）－実践活動の開始
- ３ケイターム・オークショット時代（一八九七〜一九〇三年）－学校設立
- ４セント・アンドルーズからロンドン時代（一九〇三〜一九二三年）
- ５ボザンケの生涯
第二章人間の意志と「国家」
- １哲学
- ２政治哲学
- ３「実在意志」と「現実意志」
- ４一般意志
- ５「法」「立法者」
- ６国家
- ７ボザンケの「一般意志」論
第三章社会契約論・功利主義の超克
- １ホッブズ、ロック批判
- ２ボザンケの「自由」論－ベンサム批判（一）
- ３「自由」を巡って－ベンサム批判（二）
- ４ボザンケのミル評価－ミル批判（一）
- ５「個性」を巡って－ミル批判（二）
- ６スペンサー批判
- ７ボザンケのイギリス政治思想批判
第四章卓越せる政治組織＝「国家」
- １「国家」「社会」「ネーション」
- ２「国家」と道徳
- ３国家干渉の限界
- ４ボザンケの国家論
第五章人権批判と応報刑論
- １国家干渉と「権利」
- ２「国家」と「社会」
- ３刑罰
- ４ボザンケの権利・刑罰論
第六章社会の自生性と制度
- １制度
- ２家族
- ３私有財産
- ４近隣
- ５階級
- ６貧民
- ７慈善
- ８ボザンケの制度論
第七章個人の自発性と政策
- １社会政策批判
- ２「救世軍」ブース批判
- ３正当な国家干渉
- ４ボザンケの社会政策論
第八章「フェビアン」との対決
- １社会主義批判
- ２「フェビアン協会」批判
- ３王立救貧法委員会
- ４ウェッブ夫妻の主張
- ５ボザンケの主張
- ６ボザンケと「フェビアン協会」
第九章愛国心と国際協調主義の架橋
- １国際社会
- ２戦争と平和－「愛国心」
- ３外交政策批判と「国際連盟」
- ４ボザンケの国際関係論
終章ボザンケの政治理論