目次
テイラーのコミュニタリアニズム 自己・共同体・近代
- 中野 剛充(著)
- 序論 二つの論争とテイラーの社会哲学
- 第1章 テイラーの自己論
- 第1節 強い評価
- 第2節 自己解釈
- 第3節 責任主体としての自己
- 第4節 「真正さ(authenticity)」の個人主義
- 第2章 テイラーの社会-存在論
- 第1節 道徳的空間の中での自己
- 第2節 表現-構成的言語論
- 第3節 対話的自己とアイデンティティの承認
- 第3章 ヘーゲルとバーリン
- 第1節 テイラーのヘーゲル論
- 第2節 バーリンとの対決
- 第3節 諸価値の多元性とその和解可能性
- 第4章 テイラーの政治論
- 第1節 近代の不安・民主主義・断片化
- 第2節 共和主義・市民社会・公共圏
- 第3節 多文化主義・ケベック
- 第4節 深い多様性
- 第5章 テイラーの近代論
- 第1節 善・倫理学批判・分節化
- 第2節 自己の歴史的物語1:内面性とその深み
- 第3節 自己の歴史的物語2:ロマン主義とエピファニー
- 結論 テイラー哲学の可能性
- 第1節 テイラーへの三つの外在的批判
- 第2節 二つの中心的問題について
- 補論 リベラル-コミュニタリアン論争の「政治的転回」
- 第1節 はじめに
- 第2節 ロールズ『正義論』の二つの意義
- 第3節 サンデルのロールズ批判とロールズの応答:哲学から政治へ
- 第4節 サンデルの再批判と「政治的転回」の差異
- 第5節 政治的転回がもたらした諸問題
- 第6節 おわりに
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