第１章ドイツ成年刑法の刑罰制裁の体系
- はじめに
- １公判外あるいは判決前の制裁
- ２ドイツ成年刑法の標準的な主刑としての罰金刑
- ３ドイツ刑法における，事実上独立した第二の主刑としての保護観察刑
- ４ドイツ刑法における残余の刑としての無条件の自由刑
- ５一般刑法におけるその他の制裁
第２章ドイツ少年刑法における刑法上および教育法上の制裁システム
- はじめに：少年法全体の中での少年刑法の展開
- １刑罰で威嚇された行為を実行した児童への対処
- ２刑罰で威嚇された行為を実行した少年への対処
- ３刑罰で威嚇された行為を実行した準成年への対処
- ４実体少年刑法によって可能な制裁の概観
第３章刑法の付加刑および付加的効果，特に免許停止
- はじめに
- １ドイツ刑法の付加刑
- ２ドイツ刑法の付加的効果
第４章ドイツ刑法の公益労働
- はじめに：問題としての労働と刑罰
- １ドイツ少年法上の制裁としての労働
- ２ドイツ一般刑法の行刑外の刑罰としての労働
- ３ドイツ刑法の独立の主刑としての公益労働への道
第５章危険な犯罪者の自由状態でのコントロール措置
- はじめに
- １行刑からの条件付釈放
- ２行状監督措置
- ３職業禁止措置
- ４運転免許剝奪措置
第６章危険な犯人の自由剝奪によるコントロール措置
- はじめに
- １精神病院への収容措置
- ２禁断施設への収容措置
- ３保安監護の収容措置
第７章一般刑事手続の最近の発展
- はじめに
- １起訴法定主義および実体的真実発見の諸前提および原則規範
- ２現在のドイツ刑事手続における起訴便宜主義の諸次元
第８章一般刑事手続の最近の発展
- はじめに
- １検察と裁判所の負担軽減という古くて常に新しい考え
- ２正規の有罪判決・科刑に代替する正規の手続を踏まない犯人の制裁という考え
- ３刑事訴訟上の合意から国家の刑罰請求権をめぐる交渉へ
第９章刑法と刑訴法における被害者の地位の改善
- はじめに
- １被害者補償法
- ２被害者保護法
- ３刑事手続における被害者証人保護のさらなる改善
- ４少年刑法における，加害者・被害者間の和解および損害回復
- ５成年刑法における加害者・被害者間の和解または損害回復