目次
身分犯の共犯
- 十河 太朗（著）
- 序論
- 第１部 わが国の問題状況
- 第１章 刑法６５条の意義
- 第１節 通説の内容とその問題点
- 第２節 反対説の内容とその問題点
- 第３節 議論の錯綜の原因
- 第２章 共犯従属性と身分犯の関係
- 第１節 非身分者が身分者の行為に加功した場合
- 第２節 身分者が非身分者の行為に加功した場合
- 第３節 学説の対立点
- 第２部 比較法的考察
- 第１章 ドイツ
- 第１節 考察の視点
- 第２節 共犯従属性
- 第３節 ドイツ刑法２８条の１項と２項の関係
- 第４節 共犯従属性と身分犯の関係
- 第５節 議論の特徴
- 第２章 オーストリア
- 第１節 考察の視点
- 第２節 共犯従属性
- 第３節 共犯と身分
- 第４節 議論の特徴
- 第３章 イギリス
- 第１節 考察の視点
- 第２節 正犯と共犯
- 第３節 共犯従属性
- 第４節 共犯と身分
- 第５節 議論の特徴
- 第３部 共犯従属性と刑法６５条の解釈
- 第１章 共犯従属性の概念
- 第１節 共犯従属性をめぐる議論の推移
- 第２節 従来の共犯従属性概念
- 第３節 共犯従属性概念の再構成
- 第４節 共犯従属性の意義
- 第２章 身分の連帯的作用と個別的作用
- 第１節 身分犯における共犯従属性
- 第２節 刑法６５条の１項と２項の関係
- 第３節 身分者の非身分者への加功
- 第３章 刑法６５条の適用範囲−身分の意義−
- 第１節 身分概念をめぐる問題状況
- 第２節 目的と身分
- 第３節 実行行為と身分
- 結語
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