Ａｃｃｅｓｓ１さあ，民法を学ぼう
民法という法律のなりたち
Ⅰ 契約が成り立つために
Ａｃｃｅｓｓ２法的な効果が発生する行為と発生しない行為
- １感動は法の世界に属さない
- ２感動の商品化−ようこそ法の世界へ
- ３法が支えるビジネス・エシックス
- ４改めて…「法律行為」って何？
Ａｃｃｅｓｓ３契約当事者となるための条件
- １インターネット・ショッピング事始め−何が必要か？
- ２結局のところ，「有効な契約である」ために何が必要？
- ３マーケットへの入場制限（その１）−未成年者保護制度
- ４マーケットへの入場制限（その２）−成年後見制度
Ａｃｃｅｓｓ４当事者の意思に問題があって契約が有効にならないとき
- １モノの価値の見極めは難しい
- ２画商の悲劇
- ３意思表示を無効にさせるほどの勘違い−錯誤
- ４ココロのキズ−瑕疵ある意思表示
- ５守ってあげよう，「消費者」ならば
Ａｃｃｅｓｓ５本人の活動を拡大するための必須のシステム
- １みんな１人じゃ生きられない！
- ２誰を信じればいいの？
- ３何を信じればいいの？
Ａｃｃｅｓｓ６法律関係を時間的に調整する制度
- １権利はいつでも使えるの？
- ２時間の流れは一定なの？
- ３時間がたてばそれでいいの？
- ４権利は消滅するだけなの？
- ５時効だけじゃない！
Ⅱ 契約が成り立つとどうなるか
Ａｃｃｅｓｓ７契約関係の重複と物の引渡
- １３回売って，ごめんなさい。
- ２１つの物を２回売ると，２倍お得なの？
- ３持主になるって，どうするの？
- ４友達からちゃんと買ったのに！？
Ａｃｃｅｓｓ８契約内容が不十分にしか実現されないときの責任
- １契約を守らないこと−債務不履行
- ２債権者の武器は３つ
- ３債務不履行についてもうちょっと詰めておこう
Ａｃｃｅｓｓ９契約目的物にキズがあった場合の売主の責任
- １買った物に欠陥があったとき
- ２一方の説−法定責任説
- ３他方の説−契約責任説
- ４まとめ
Ａｃｃｅｓｓ１０契約当事者に関係ない原因で事故が発生してしまった場合の責任分担
- １履行不能になった契約に待っていること
- ２民法が選んだリスク割当−債権者主義と債務者主義
- ３買主に危険を負担させて本当にいいのか？
Ａｃｃｅｓｓ１１契約の実行を確保するための制度
- １問題は借金の返済・債権の回収にあり
- ２なぜサラ金業者から請求書が？
- ３保証人が支払ってくれた後に起こること
- ４商工ローン問題にみる保証のトリック
Ａｃｃｅｓｓ１２債権の優先的実現のために物に対して生じる権利
- １貸したお金をきっちり取り立てるために
- ２抵当権の大事な性格
- ３対抗要件としての登記
- ４抵当権をめぐる仕組みいろいろ
- ５他のタイプの担保物権
Ａｃｃｅｓｓ１３交換価値と利用価値の交錯
- １銀行の役割ってなんだっけ？
- ２抵当権は万能の権利なの？
- ３短期賃貸借による妨害と制度の廃止
- ４収益だって欲しいのに
- ５さまざまな妨害手段
- ６賃借人とだって熾烈です
- ７抵当権の病理現象とその遠因
Ⅲ 契約だけで解決できない問題
Ａｃｃｅｓｓ１４契約によらないで生じた富は誰の手に
- １「契約」で事足りない話
- ２緊急の課題−医療費はどうする？
- ３そもそも利益は誰に属するべきか−賞金の行方
- ４もう１つの不当利得−給付利得
Ａｃｃｅｓｓ１５他人の権利・利益を侵す行為の責任
- １人の権利を害したら
- ２主な要件は３つ−違法性，故意・過失，因果関係
- ３効果−メインは損害賠償
Ⅳ 契約から家族へ
Ａｃｃｅｓｓ１６夫婦関係の形成と解消
- １法は家庭に入る
- ２知られざる婚姻法
- ３やり直すための離婚法
Ａｃｃｅｓｓ１７先端医療時代の家族
- １夫婦＋親子＝家族
- ２血は水より濃いか
- ３科学の発達と親子関係
- ４生みの親より育ての親
Ａｃｃｅｓｓ１８家族の中の「弱者」の保護
- １いい家族ばかりじゃない
- ２生まれる前から１９歳まで
- ３保護の必要な大人
Ａｃｃｅｓｓ１９家族関係と財産関係の交錯
- １人が死んで残すもの
- ２仲良くわけよう法定相続
- ３自分で分けておく遺言相続
Ⅴ ステップアップ
Ａｃｃｅｓｓ２０法人を考えるための７つのクイズ
- 最後に考えて欲しいこと
著者たちからの贈り物