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目次

貴志康一と音楽の近代 ベルリン・フィルを指揮した日本人

  • 梶野 絵奈(編著)/ 長木 誠司(編著)/ ヘルマン・ゴチェフスキ(編著)
    はじめに 梶野絵奈

    第1部 貴志康一とは誰か

    第1章 過渡期のヴァイオリニスト、その音と姿――成長の過程を通して 梶野絵奈
     1 日本でのヴァイオリンの学び
     2 第一回渡欧――ジュネーブ―ベルリンでの修業
     3 ストラディヴァリウスを携えて――日本楽壇へのデビュー
     4 二度目のベルリン――低迷、しかし充電も
     5 日本での再挑戦――新たな展開に向けて
     6 第三回渡欧以降――ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン作品の創出

    第2章 貴志康一が「作曲家」になるまで――学びの過程にみるその原像 堀内彩虹
     1 作曲の学びの過程概観
     2 作曲の特徴の芽生え

    第3章 ベルリンの日本人――貴志康一と「日本」の表象 中村 仁
     1 貴志康一とベルリン
     2 ベルリンの日本人――ベルリンでの「日本」文化紹介と貴志康一
     3 日本の日本人――帰国後の貴志康一と「日本」音楽

    第4章 「思ひ出づるまゝに」――随想の著述家、貴志康一 山上揚平
     1 筆を執る音楽家?
     2 「思ひ出づるまゝに」――随想という形式
     3 随想の音楽家、貴志康一

    第2部 貴志康一の作品

    第1章 「日本の洋楽」の音階と貴志康一の旋律 ヘルマン・ゴチェフスキ
     1 「日本の洋楽」の音階と和声
     2 「日本の洋楽」と作曲家のアイデンティティー

    第2章 歌曲について――その変遷と貴志の原風景 子安ゆかり
     1 貴志の「歌」作品の概観と三つの時期の特徴
     2 歌曲「赤いかんざし」の複数の稿から見えてくること

    第3章 ヴァイオリン曲について――ヴィルトゥオーゾの技巧と作曲の融合 梶野絵奈
     1 ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ・コンポーザーとは
     2 日本人ヴァイオリニストによる作曲のあゆみ
     3 貴志康一のヴァイオリン作品

    第4章 文化映画『鏡』、自画像を超えて――映画監督・貴志康一 白井史人
     1 「映画監督・貴志康一」へ――貴志康一と映画
     2 文化映画『鏡』――二人の協力者
     3 モダンと伝統の共存――映像と音楽の相互作用を通して

    第5章 ゆれる「日本」像のなかで――標題交響曲『仏陀の生涯』 中村 仁/白井史人
     1 組曲から交響曲へ――貴志の管弦楽創作と『仏陀』の成立
     2 「標題交響曲」への挑戦
     3 標題“交響曲”『仏陀』――第一楽章の分析
     4 “標題”交響曲『仏陀』

    第6章 貴志康一とオペラ――『なみ子』~未完のプロジェクト 長木誠司
     1 オペレッタ『なみ子』
     2 『なみ子』の〈時事オペラ〉的特性
     3 〈日本的〉時事オペラ?
     4 ハーン問題
     5 可能性としての『なみ子』

    第3部 貴志康一と時代

    第1章 「天才」少年少女の時代 伊藤由紀
     1 貴志康一をめぐる「天才」言説
     2 戦前期「天才」報道の変遷――「読売新聞」を例に
     3 一九二〇年代前半の「天才」記事――無邪気で多才な「赤い鳥」型
     4 一九三〇年代後半の「天才」記事――親の意向による「早教育」型
     5 「天才」記事の主流の交替
     6 貴志康一の場合

    第2章 欲望のコロニアルな対象――貴志康一の『鏡』と映画脚本『ニーナ』をめぐって 竹峰義和
     1 ウーファ文化映画としての『鏡』
     2 『鏡』――見るもの/見られるもの
     3 Nina/China――映画脚本『ニーナ』をめぐって

    第3章 貴志康一による音楽統制論の真意 岡野 宏
     1 貴志康一と日本主義――日本文化連盟との比較から
     2 貴志と統制論――ナチズムとの関係から

    あとがき ヘルマン・ゴチェフスキ/長木誠司
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