目次
刑法解釈学の諸問題
- 立石 二六（著）
- 第一章 刑法解釈学の基礎
- 一 はじめに
- 二 罪刑法定主義
- 三 責任主義
- 四 謙抑主義
- 五 新旧学派の争い
- 六 行為無価値論と結果無価値論
- 七 構成要件概念
- 八 判例と学説
- 九 おわりに
- 第二章 偶然防衛について
- 一 はじめに
- 二 正当防衛における防衛の意思の要否
- 三 偶然防衛の解決に関する見解とその検討
- 四 おわりに
- 第三章 結果的加重犯
- 一 総説
- 二 結果的加重犯と責任主義
- 三 結果的加重犯の加重処罰根拠
- 四 故意ある結果的加重犯
- 五 結果的加重犯と共犯
- 第四章 具体的事実の錯誤における方法の錯誤
- 一 はじめに
- 二 故意の個数
- 三 具体的事案の検討
- 四 おわりに
- 第五章 誤想防衛についての一考察
- 一 はじめに
- 二 「誤想防衛」の概念
- 三 「誤想防衛」の理論的解決
- 四 おわりに
- 第六章 「誤想過剰防衛」についての覚書
- 一 はじめに
- 二 判例の動向
- 三 学説の概観
- 四 若干の検討
- 五 おわりに
- 第七章 不能犯
- 一 総説
- 二 学説
- 三 判例
- 四 検討・私見
- 第八章 共謀共同正犯
- 一 はじめに
- 二 肯定説−諸説の検討
- 三 否定説−共同意思主体説よりの弁明
- 四 おわりに
- 第九章 共謀共同正犯における「共謀」概念
- 一 はじめに
- 二 判例における「共謀」概念
- 三 特に代表的事件における「共謀」概念をめぐって
- 四 おわりに
- 第一〇章 承継的共同正犯について
- 一 はじめに
- 二 学説
- 三 判例
- 四 検討・私見
- 五 おわりに
- 第一一章 偽装心中と殺人罪
- 一 はじめに
- 二 判例の動向
- 三 学説の現状
- 四 若干の検討
- 五 おわりに
- 第一二章 胎児性過失致死傷
- 一 はじめに
- 二 学説の概観
- 三 本件判例の検討
- 四 おわりに
- 第一三章 同時傷害の特例
- 一 総説
- 二 本特例の法的性格
- 三 特例が認められるための要件
- 四 特例の適用範囲
- 第一四章 無銭飲食・宿泊と詐欺利得罪
- 第一五章 キセル乗車と詐欺利得罪
- 一 はじめに
- 二 判例
- 三 学説
- 四 検討
- 五 おわりに
- 第一六章 不法原因給付にかかる物件の横領について
- 一 はじめに
- 二 判例
- 三 学説
- 四 おわりに
- 第一七章 放火罪における公共危険の認識
- 一 はじめに
- 二 公共の危険
- 三 公共危険の認識要否
- 四 公共危険の認識内容
- 五 おわりに
- 第一八章 刑法学の深奥にあるもの
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