序章問題の所在
第１章懲罰的損害賠償の史的展開
- 第１節重畳的損害賠償および憐憫罰
- 第２節イギリスでの懲罰的損害賠償の生成
- 第３節アメリカでの導入
- 第４節アメリカにおける１９世紀の論争および２０世紀初頭までの発展
- 第５節小括
第２章アメリカにおける懲罰的損害賠償の概要
- 第１節基本的性格
- 第２節機能論
- 第３節小括
第３章懲罰的損害賠償の認定基準
- 第１節雇用差別に対する救済
- 第２節スミス対ウェイド判決（１９８３年）
- 第３節スミス対ウェイド判決以降の展開
- 第４節小括
第４章「法と経済学」学派による分析
- 第１節一般抑止機能
- 第２節「法と経済学」学派による理論の限界および課題
- 第３節特定抑止機能
- 第４節小括
第５章憲法条項との緊張関係（１）
- 第１節過重な罰金の禁止
- 第２節二重の危険の禁止・自己負罪免責特権・証人対質権
- 第３節デュー・プロセス条項
- 第４節小括
第６章憲法条項との緊張関係（２）
- 第１節名誉殿損行為と「現実的悪意」法理
- 第２節取材活動過程での不法行為
- 第３節取材活動への「現実的悪意」法理の導入
- 第４節小括
第７章民事陪審と懲罰的損害賠償
- 第１節懲罰的損害賠償の高額化
- 第２節合衆国憲法第７修正と懲罰的損害賠償
- 第３節陪審と裁判官
第８章懲罰的損害賠償制度をめぐる改革案および問題点
- 第１節損害賠償金額の上限設定
- 第２節損害賠償の州政府への支払い
- 第３節事実審理の分離
- 第４節証明の程度の引き上げ
- 第５節裁判官による損害賠償額の算定
- 第６節小括
終章結語