目次
オホーツクの生態系とその保全
- 桜井 泰憲(編著)/ 大島 慶一郎(編著)/ 大泰司 紀之(編著)
- Ⅰ 流氷の海をめぐる海洋物理化学
- 1 オホーツク海の循環と温暖化・流出油
- 2 環オホーツク海域の物質循環と生物生産
- 3 オホーツク海の長期変動
- 4 オホーツク海及び親潮域における物質循環のモデリング
- 5 鉄が結ぶ「巨大魚附林」
- Ⅱ 海洋生態系と魚類・漁業
- 1 「ESSAS,亜寒帯海洋生態系研究プロジェクト」の概要
- 2 オホーツク海における気候海洋学的イベントと魚類の資源変動に対するいくつかの考察
- 3 親潮生態系の生物生産と漁業資源
- 4 北海道オホーツク海沿岸における漁業の現状とその果たす役割
- 5 サハリン沿岸の日本海及びオホーツク海における気候トレンドと外洋性魚類の種組成並びに豊度の長期変動
- 6 北海道産サケ類の持続的利用と保全
- 7 サハリン
- 8 日本系シロザケの生命線オホーツク海
- 9 生態系ベースの持続的漁業
- 10 オホーツク海南西部と国後島と択捉島沿岸におけるスケトウダラの分布特性と資源動向
- 11 国後・択捉島周辺海域における底生魚の種構成及び資源構造
- 12 気候変動とそのオホーツク海の生態系への影響
- Ⅲ 海生哺乳類Ⅰ鯨類
- 1 オホーツク海における鯨類
- 2 オホーツク海における鯨類の食性と生態系モデリング
- 3 北海道東部及び北方四島におけるシャチの移動
- 4 北西太平洋鯨類捕獲調査の現状と成果
- 5 鯨類総括
- Ⅳ 海生哺乳類Ⅱトド・アザラシ類
- 1 ロシア海域におけるトドの資源動態
- 2 北海道におけるトドの越冬生態と資源管理
- 3 オットセイの資源動態と回遊生態
- 4 オホーツク海に生息する鰭脚類の過去と現在
- 5 サハリンや千島列島周辺でのアザラシ類によるサケ・マスの捕食2009
- 6 ゴマフアザラシの近年の生態変化と海洋生態系への影響
- Ⅴ 海鳥と希少猛禽類
- 1 オホーツク海の海鳥類の分布と食性
- 2 日露共同オオワシ・オジロワシ調査の成果と北海道の越冬状況
- 3 オホーツク海北部におけるオオワシの過去20年間のモニタリング結果
- 4 サハリン北部のオオワシ個体群の現状と開発地域における保全の展望
- 5 北海道におけるオオワシへの脅威と保護の取り組み
- 6 北海道におけるオジロワシの繁殖の現状と保全上の課題
- 7 シマフクロウの保護と研究の現状,将来
- 8 チャイボ湾周辺の石油・天然ガス開発地域における鳥類多様性の保護
- Ⅵ 陸生哺乳類ヒグマとコウモリ類
- 1 ヒグマ研究におけるユーラシア東部の重要性とサケとクマがつなぐ海と森
- 2 ロシア極東のヒグマ
- 3 北海道及び周辺地域におけるヒグマの遺伝的構造
- 4 国後島・択捉島のヒグマ
- 5 ロシア極東地域のコウモリの分布
- 6 北海道東部と国後島のコウモリ類
- 7 北海道のコウモリ類とその保全について
- Ⅶ 生物多様性保全のためのデータベース作りと保護区管理
- 1 オホーツク海及び沿岸陸域の生態系並びに生物多様性保全のための統一データベース作成について
- 2 知床世界自然遺産地域の管理
- 3 シホテアリン世界自然遺産地域の管理
- Ⅷ ロシアとの共同研究と今後の課題
- 1 日露米共同観測により一挙にわかってきた海洋循環・物質循環
- 2 アムール・オホーツクコンソーシアムの設立とその意義
- 3 北海道の水産試験場とサハリン漁業海洋学研究所との研究交流
- 4 オホーツク海における漁業資源の日露共同調査
- 5 日露連携による鯨類資源共同研究と管理の今後
- 6 アザラシ類調査のこれまでの成果と日露の今後の課題
- 7 鳥類の日露共同研究における今後の課題
- 8 ヒグマを通じた日露環オホーツク生態系研究の今後
- 9 コウモリ類の日露共同研究の状況とこれからの課題
- 10 オホーツク生態系保全のための地理情報システムの活用について
- 11 オホーツク生態系保全の観点から見た保護区の管理について
- 12 オホーツクと海洋保全生態学
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