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e-hon連携キャンペーン ~5/31

目次

    プロローグ 非接触ICカードを発明した松下昭

    第1章 米国から始まった「松下特許」の評価
    ロサンゼルスから深夜の電話/アメリカの特許弁護士と大学研究者が支援グループをつくる/アメリカで評価された「松下特許」

    第2章 名古屋工専卒業からワイヤメモリ発明まで
    名古屋工専を戦後まもなく卒業/二年のちに東工大に研究者として入る/電気機器絶縁層の処理に関する研究で学位を取得/大学から転身して本格的に開発に取り組む/パラメトロン開発の研究者らも協力/画期的なワイヤメモリの開発に成功/まず磁性体の薄膜化技術を確立する/コンピュータのメモリ素子に利用できることを思いつく/開発に立ちはだかる難問を次々と解決

    第3章 世界のコンピュータ・メーカーに採用されたメモリックス
    世界中から技術の粋が集まったニューヨークの展示会/全米を行脚してメモリックスの性能実験を検証/期待を一身に浴びたメモリックス

    第4章 再び大学に戻り産学連携に取り組む
    大学の研究室から生まれるアイデアを社会に移転/人類初の月面活動にも使われたメモレックス/複合磁気センサーを発明で顕彰される

    第5章 製缶工場の技術指導から生まれた非接触伝送装置の発明
    製缶工場の生産現場に横たわる課題の相談を受ける/ベルトコンベアから高速で塗布処理をする/世界で最初の非接触伝送装置のひらめき/製造現場を革新させる発明に熟成する/五六件の先行出願を精査する/製造現場を革新させる発明に熟成する

    第6章 相次ぐ関連特許の出願と権利主張を始める
    次々と出願した非接触伝送装置の関連特許/相次いで出願した非接触伝送の関連特許/「180特許」について/「672特許」について/「米国556特許」について/特許侵害を疑う製品が次々と市場に登場/松下の発明に抵触している可能性を示した見解書/日米で日本企業への「警告書」の発送を始める/オムロンのデータキャリアをめぐる警告書/自分でソニーに「警告書」を発送する

    第7章 アメリカの特許事務所からライセンス交渉を始める
    アメリカ流のライセンス交渉術/アメリカ流の警告書に驚く/ソニーと往復した20通の交渉書面/オムロンとの交渉も同時進行で進める/日立マクセルとの交渉は14回の往復書簡/新たに特許無効を主張してきた日立マクセル/空振りに終わったアメリカ流ライセンス交渉

    第8章 豊田自動織機とのライセンス交渉
    亡くなっていた竹馬の友/審査中の特許案件はどうなっているのか

    第9章 19年かかった特許の審査を検証する
    特許の審査は「二重受付」になっている/特許の出願件数を競った日本企業/出願から1年半経つと世界中に公開される/出願から特許となるまでの審査の流れ/「452特許」の基本的要件松下と特許庁審査官との折衝/長期にわたる分割出願・出願変更について/出願から査定までの全体の流れを表にする/審査官はどのような基準で審査するのか

    第10章 進歩性をめぐる熾烈な攻防
    第一の審査官はなぜ特許としなかったのか/特許にできない引例Bとはどんな技術なのか/最終的には拒絶査定となる/引例の組み合わせによる根拠とはなにか/引例Hとはどのような発明だったのか/遡及は認められないとして激しく争った引例/松下の執念で特許となる/審査のあり方に課題はないか/審査官に技術的な内容を理解させていたか/技術進歩に抜かれた技術を審査する矛盾/強い権利を避けたかった特許庁?/有村特許の請求項

    第11章 特許二件を根拠に東京地裁に提訴
    「452特許」と侵害の疑いの製品を精査/訂正審判でより強い特許にする/ついにソニーとJR東日本を提訴/スイカカードの動作原理/訴状に示された発明者の思い/ソニー側は松下の発明の基本構成に触れず/差止請求権を問題視する研究会の設置/無効審判を利用したベンチャー・中小企業つぶし/何回でも起こすことができる無効審判/松下が危惧した特許無効とする判決/キルビー特許事件とは/技術のわかる裁判官をつくらない日本

    第12章 松下とソニー側の主張点が出そろう
    特許無効の訴えはしりぞける/スイカ・システムが特許に抵触するかどうかの争点の整理/「452特許」の争点2-1(構成要件J)/「452特許」の争点2-2(構成要件J、L)/「452特許」の争点3-1、3-2(構成要件L)「672特許」の争点4(構成要件N)/「672特許」の争点5(構成要件Q)/「672特許」の争点6(構成要件R1、R2)/「672特許」の争点7(構成要件R2の間欠的について)/「672特許」の争点8(構成要件Tの対向状態の検知について)

    第13章 屈辱的な和解勧告と東京地裁の判断
    東京地裁から勧告された和解/「452特許」の侵害の有無の判断/「672特許」の侵害の有無の判断

    第14章 実証証拠を採用しなかった知財高裁
    「争点2-2」(「受信電力変化量の信号」)の争い/「争点3」(電力変化量の信号に基づく送信出力の制御)の判断/「争点5」(蓄電機器を備えているかどうか)の判断/「争点6」(充電状態の判定)の判断/「争点7」(間欠的に送信動作を行う)の判断/「争点8」(充電の時間のタイミングを司る)の判断/争点を整理して絞ると三点になる/「受信電力変化量の信号」をめぐる争いについて/「制御」はされていたか/「コンデンサ」とはなにかをめぐる争い/松下が訴える知財高裁のまちがった解釈

    第15章 弁論再開に「無言」で通した知財高裁の対応
    一審判決を覆す実験結果を出す/知財高裁の判決言い渡しも敗訴/「無言」で通した知財高裁の考えを推測すれば/ソニーの言い分をもう一度検証してみると

    第16章 真相解明の裁判をしなければ「侵害し得」になる
    日本版ディスカバリー制度の導入について/日本の裁判所は真実の発見をする場ではない/日本版
    ディスカバリー制度を特許侵害訴訟に導入すべきだ/文系出身者には必要ないディスカバリー制度

    第17章 外部からの技術を導入できない日本の企業文化
    日本人の創意工夫は大企業に吸収されている/日本の大企業とのライセンス契約は実現できない/新しい技術を導入できない日本社会の体質/オープン・イノベーションが活性化しない日本の企業文化


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