序章国際強制移動とグローバル・ガバナンス
- はじめに
- 第一節強制移動−用語と分類
- 第二節強制移動の現状−庇護危機と“新しい”人道主義
- 第三節制度擁護と国際協力
- おわりに
第一章忘れられた“緊急事態”
- はじめに
- 第一節 “忘れられた緊急事態”−一般的背景
- 第二節安全と人権−両者は協力関係
- 第三節難民帰還と平和構築
- 第四節現地統合
- おわりに
第二章社会資本か社会排除か？
- はじめに
- 第一節西欧での移民・難民政策
- 第二節再定住計画
- 第三節難民の地理的分散策−排除と包摂の力学
- 第四節定住上の社会資本
- おわりに
第三章転機に立つ難民定住制度
- はじめに
- 第一節定住とは何か
- 第二節難民保護−その中の庇護と定住
- 第三節国際的な負担分担の中での解決−定住の役割
- おわりに
第四章構造的原因と戦略的定住
- はじめに
- 第一節成果を出せなかったコンベンション・プラス
- 第二節理念と現実政治
- 第三節途上国での滞留−困難な帰還と現地統合
- 第四節ＥＵの庇護政策
- 第五節定住
- おわりに
第五章強制移動と社会結束
- はじめに−問題の性質
- 第一節保護と再定住−相補う保護機能
- 第二節統合−移民の社会編入
- 第三節市民権と国籍
- 第四節多文化主義と社会的な民族多元性
- 第五節グローバル化する人種主義
- おわりに
第六章日本におけるインドシナ難民定住制度
- はじめに
- 第一節インドシナ難民受け入れの背景と事情
- 第二節難民政策の基盤−外交青書などに見る受け入れの理由
- 第三節国民世論
- 第四節官僚的選択−インドシナ難民対策連絡調整会議での決定
- 第五節定住上の理論的枠組みと主要因
- 第六節政府の定住政策と実施措置
- 第七節指標及び、各分野間のつながり
- おわりに