目次
言語と狂気 シュレーバーと世紀転換期ドイツ
- 熊谷 哲哉(著)
- 序章 ダニエル・パウル・シュレーバーと『ある神経病者の回想録』
- 一、シュレーバーとその一族
- 二、『ある神経病者の回想録』という本について
- 三、シュレーバーの『回想録』はどのように読まれてきたか
- 四、本書の構成
- 第一章 言語をめぐるたたかい
- 一、雑音
- 二、抵抗
- 三、ピアノの破壊、あるいは雑音と音楽が交差するところ
- 四、音楽と雑音、そして言葉だらけの世界
- 第二章 光線としての言葉
- 一、『回想録』の出版と「科学的」心霊主義の時代
- 二、光線とシュレーバーの知的背景
- 三、光線と図像化される世界
- 四、可視化される魂の活動
- 五、外部と内部、あるいは可視化された世界をつなぐ光
- 六、不可知の領域の発見
- 第三章 神経と宇宙
- 一、シュレーバーにおける神経
- 二、神経と宇宙
- 三、カール・デュ・プレルの宇宙論とシュレーバー
- 四、結び目としての神経
- 第四章 教育者と医者
- 一、魂の殺害とは
- 二、迫害者とは父親か
- 三、もう一人の迫害者、フレックシヒ
- 四、『回想録』におけるフレックシヒと「魂の殺害」
- 第五章 「脱男性化」とは何か
- 一、「脱男性化」するシュレーバー
- 二、脱男性化はどう考えられてきたか
- 三、人体計測者たちの不安と性の動揺
- 四、生殖と脱男性化
- 五、腐敗としての脱男性化
- 第六章 「神経言語」と言語危機の時代
- 一、言語としての「神経言語」
- 二、「神経芸術」と言語の危機
- 三、フロイトにおける空想の問題
- 四、シュレーバーにおける「書くこと」
- 第七章 目的・進化・自由意志
- 一、シュレーバーにおける宗教的な問題
- 二、シュレーバーと進化論的世界認識
- 三、自然発生と自由意志
- 四、自己意識と隙間に現れる神
- 終章 シュレーバーと神、そして新たな人類
- 一、各章のまとめ
- 二、神とシュレーバーの関係はどう変化したか
- 三、世界の収束と新たな人類
- 四、言語と狂気
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