目次
国際通貨・金融危機と発展途上国
- 吉川 久治(著)
- 序章 本書の課題と構成
- 第1編 国際通貨基金(IMF)体制の崩壊と発展途上国の債務問題
- 第1章 IMF体制の崩壊と発展途上国
- 第1節 1970年代におけるIMF体制の崩壊と発展途上国
- 第2節 C−20による国際通貨制度改革案の提示
- 第3節 IMF協定第2次改正とその問題点
- 第4節 発展途上国からみた国際通貨危機
- 第2章 「失われた10年」と国際金融危機
- 第1節 1980年代における世界経済情勢と発展途上国
- 第2節 発展途上国の対外債務累積の構図
- 第3節 発展途上国の対外債務救済の実態とその問題点
- 小括
- 第3章 国際通貨基金の融資政策
- 第1節 コンデショナリティの確立過程
- 第2節 第2次協定改正とスタンド・バイ取極めと国際収支支援特別政策
- 第3節 コンデショナリティのガイドラインの確立
- 第4節 IMFの融資政策をめぐる南北間の対立
- 第4章 メキシコ通貨危機と新自由主義
- 第1節 メキシコ・ペソ危機の背景
- 第2節 ペソ危機への対応策
- 第3節 新自由主義政策の破綻とその課題
- 小括
- 第5章 「ワシントン・コンセンサス」の破綻と中南米における地域金融
- 第1節 中南米における新自由主義構造改革の進展とその問題点
- 第2節 「失われた10年」後の中南米諸国における経済成長
- 第3節 中南米諸国の経済成長とこれら諸国が抱える諸問題
- 第4節 新たな形での地域金融協力関係の成立
- 第2編 国際通貨危機の深化と東アジア通貨危機
- 第6章 東アジア通貨・金融危機と金融・資本の自由化
- 第1節 東アジア通貨・金融危機の主要原因
- 第2節 1990年代における新興市場諸国への資本移動
- 第3節 東アジア通貨危機3国における金融・資本取引の自由化
- 小括
- 第7章 東アジア通貨・金融危機と資本勘定の自由化
- 第1節 IMFによる危機3国に対する救済と処方箋
- 第2節 資本勘定自由化と東アジア通貨・金融危機
- 小括
- 第8章 東アジア通貨・金融危機と東アジア金融協力
- 第1節 東アジア通貨・金融危機と宮沢構想
- 第2節 チェンマイ・イニシアティブと東アジア諸国間通貨・金融協力
- 第3節 東アジア通貨・金融協力を促した諸要因
- 第4節 東アジア地域統合の変遷とその意義
- 第9章 東アジア通貨・金融危機後の国際金融アーキテクチャー改革
- 第1節 IMFを中心とする国際通貨制度改革に関する合意点
- 第2節 国際通貨制度改革合意事項における若干の問題点
- 第3節 国連「新国際金融アーキテクチャーに向けて」
- 第4節 国際通貨制度改革の進展と問題点
- 終章 国際通貨期度改革
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