目次
国際政治のモラル・アポリア 戦争/平和と揺らぐ倫理
- 高橋 良輔(編)/ 大庭 弘継(編)
- 序章 国際政治と倫理のゆらぎ
- はじめに−天使とけだものの間
- 1 モラル・アポリアとは何か
- 2 先人たちのまなざし
- 3 本書の見取り図
- 4 モラル・アポリアを問うことの実践的意義
- おわりに−本書の使い方
- 第Ⅰ部 戦争のアポリア
- 第1章 人道的介入−避けられない非人道性
- はじめに
- 1 二つのパラドクス
- 2 コソヴォ
- 3 コンゴ
- 4 リビア
- おわりに
- 第2章 対テロ戦争−終わりが遠ざかる戦争
- はじめに
- 1 キラー・ドローンによる標的殺害のモラル・パラドクス
- 2 こころをつかむ戦い(COIN)の困難
- 3 増殖する敵と任務
- おわりに
- 第3章 核兵器−非人道性のアイロニーとパラドクス
- はじめに
- 1 核兵器の使用をめぐる道義性
- 2 核兵器をめぐるモラル・パワー
- 3 モラル・アポリア
- おわりに
- 第4章 防衛戦争−人々を守らない戦争
- はじめに
- 1 国家、戦争、人々の保護
- 2 事例−太平洋戦争
- おわりに
- 第4章補論 太平洋戦争という悲劇−パラドクスとアイロニー
- 第Ⅱ部 平和のアポリア
- 第5章 平和構築−国家の枠組みをめぐる合意の不在
- はじめに
- 1 平和構築概念の変容
- 2 平和構築をめぐるモラル・アポリア
- 3 国家への枠組みをめぐる不合意
- おわりに−解決策の探求
- 第6章 民主化−デモクラシーの実現不可能性
- はじめに
- 1 グローバル化による国家のデモクラシーの危機
- 2 国際社会による民主化支援の限界
- おわりに
- 第7章 国家主権−自由と安全の動的平衡
- はじめに
- 1 国家主権をめぐるアイロニカルな現状
- 2 創設のパラドクス
- 3 決定主体のディレンマ
- 4 独立性をめぐるアンチノミー
- 5 モラル・アポリアの星座
- おわりに
- 第8章 人権−人を救えないとき
- はじめに−人権が人を救えないとき
- 1 権利の限界
- 2 人間の限界
- 3 倫理の限界
- おわりに−アポリアからモラルへ
- 終章 アポリアとの対峙
- はじめに
- 1 コラムの紹介
- 2 モラル・アポリアの消滅
- 3 本書のメッセージ
- おわりに
戦争・テロ・平和 ランキング
戦争・テロ・平和のランキングをご紹介します戦争・テロ・平和 ランキング一覧を見る