目次
伝承児童文学と子どものコスモロジー 〈あわい〉との出会いと別れ 新装版
- 鵜野 祐介(著)
- 第一章 「子どものコスモロジー」の理論
- 1 問題の所在
- 2 「コスモロジー」とは何か?
- 3 「コスモロジー」論の諸相
- 4 「子どものコスモロジー」論の諸相
- 5 「子どものコスモロジー」論の展望
- 6 「子どものコスモロジー」の射程
- 第二章 子どもはなぜ「替え唄」を歌うのか
- 1 「替え唄」と「パロディ・ソング」
- 2 替え唄の研究史
- 3 替え唄の形態
- 4 替え唄のモチーフ
- 5 物語世界の脱構築と再構築
- 6 ナンセンスへの指向性
- 第三章 唱え言葉「どちらにしようかな」の謎
- 1 子どもの唱え言葉の位相
- 2 「選択の唱え言葉」の国際性と歴史性
- 3 明治〜昭和初期の「どちらにしようかな」
- 4 今日の「どちらにしようかな」
- 5 子どもの言語感覚と遊び感覚
- 6 唱え言葉にみる子どものコスモロジー
- 第四章 わらべうたにひそむ〈あやしさ〉の淵源
- 1 〈あやしさ〉とは何か?
- 2 なぞかけうた−諷喩性
- 3 かえうた−対照性
- 4 ものがたりうた−演劇性
- 5 なげきうた−昇華性
- 6 おしえうた−唱導性
- 7 〈いのち〉を歌うことの〈あやしさ〉
- 第五章 食童子生肝譚にみる子どもの〈あわい〉性
- 1 「肝取り地蔵」由来譚との遭遇
- 2 〈物語〉の誕生−「事件」から「伝説」へ
- 3 日本昔話における「食童子生肝(子どもの生き肝を食べる)」モチーフ
- 4 「食童子生肝」モチーフの歴史性・国際性
- 5 感染呪術と霊魂蘇生信仰
- 6 選ばれし〈あわい〉存在としての子ども
- 7 「七歳までは神のうち」の含意
- 第六章 妖精子守唄との出会いと別れ
- 1 モノとしての「妖精」
- 2 『聖徳太子伝』の子守唄とさまざまな「脅しの妖精子守唄」
- 3 「脅しの子守唄」の意味をめぐって
- 4 「取替え子」伝承にまつわる子守唄
- 5 「眠りの精」の子守唄
- 6 「妖精物語」と子守唄
- 7 妖精とは何ものか?
- 8 妖精と出会うことの意味
- 9 なつかしい木陰にて
- 第七章 〈魂呼ばい唄〉としての子守唄考
- 1 「愛しのグレゴール」
- 2 〈鬼子〉としての子守唄
- 3 混交する子守唄
- 4 弔い唄としての子守唄
- 5 奄美・沖縄の「哭きうた」と〈魂呼ばい〉
- 6 〈魂呼ばい唄〉の原像
- 7 〈あわい〉にある子どもの〈たましい〉
- 8 〈our song〉としての子守唄
- 第八章 〈あわい〉を求める子どもたち
- 1 〈あわい〉との出会いまで−類似概念の検証
- 2 上橋菜穂子作品における〈あわい〉の世界
- 3 日本昔話における〈あわい〉のイメージ
- 4 「プレイ・マップ」にみる〈あわい〉への指向性
- 5 伝承児童文学研究の可能性
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