目次
障害差別禁止の法理
- 杉山 有沙(著)
- 序章 障害差別禁止法理研究の意義
- 第1節 差別禁止事由としての「障害」
- 第2節 比較対象法としてのイギリス1995年障害差別禁止法理
- 第3節 本研究の構成
- 第1部 イギリス障害差別禁止法理の形成と“障害”の定義
- はじめに
- 第1章 障害差別禁止法理の形成と“障害”のモデル
- 第1節 DDAの基本構造と制定史
- 第2節 DDAの制定を促した障害者運動
- 第3節 障害モデルの分類
- 第4節 DDAに対する障害モデルの影響
- 第5節 小括
- 第2章 「障害」と「障害者」の意味
- 第1節 DDAにおける“障害”の構成要件
- 第2節 障害の責任の所在
- 第3節 DDA障害特定における社会
- 第4節 DDAが採用した障害モデル
- 第5節 特定方法としての“2つの基準アプローチ”
- 第6節 小括
- 第1部のまとめ
- 第2部 障害差別禁止法理が禁止する差別構造
- はじめに
- 第3章 平等取扱原則に反する差別に対する個性的な禁止規範
- 第1節 DDAが禁止する差別の基本的な位置づけ
- 第2節 DDAにおける平等取扱原則規定の変遷
- 第3節 DDAで禁止する平等取扱原則違反とその限界
- 第4節 障害差別禁止法理における「平等取扱原則」の意味
- 第5節 小括
- 第4章 障害差別禁止法理が禁止する合理的配慮義務の不履行
- 第1節 障害差別の特殊性に関する再検討
- 第2節 DDAと合理的配慮義務
- 第3節 合理的配慮義務の規範的構造
- 第4節 合理的配慮義務の内容と射程に関する判例
- 第5節 合理的配慮義務の履行/不履行に関する審査枠組
- 第5章 差別禁止法理の要請としての合理的配慮
- 第1節 合理的配慮義務とインペアメント考慮型社会モデル
- 第2節 合理的配慮義務の法的性格
- 第3節 合理的配慮義務の責任の所在
- 第4節 平等取扱と合理的配慮義務の関係
- 第5節 小括
- 第6章 合理的配慮義務と公的支援制度の関係
- 第1節 DDAの狙いと合理的配慮義務
- 第2節 合理的配慮義務と労働へのアクセス支援制度の関係
- 第3節 合理的配慮義務とAtWの規範構造の異同
- 第4節 障害差別禁止法理の要請としての合理的配慮義務
- 第5節 小括
- 第2部のまとめ
- 第3部 “障害”と“差別”からみるイギリス障害差別禁止法理
- はじめに
- 第7章 障害差別禁止法理の対象
- 第1節 DDAにおける当事者適格という問題の発見
- 第2節 障害者介護者が有する法的権利
- 第3節 DDAの対象者としての障害者介護者の差別構造
- 第4節 障害者介護者も障害差別禁止法理の対象と位置づける規範構造
- 第5節 小括
- 第8章 DDAから平等法に引き継がれたもの
- 第1節 障害差別禁止法理の法枠組
- 第2節 法対象者
- 第3節 禁止する差別
- 第4節 小括
- 第9章 差別類型と障害の構成要素の関係
- 第1節 DDAが対象とする障害と差別
- 第2節 DDAが対象とする障害と差別の関係
- 第3節 小括
- 第3部のまとめ
- 第4部 日本への応用可能性
- はじめに
- 第10章 障害差別禁止立法の現状と課題
- 第1節 障害差別禁止法理の基本構造
- 第2節 障害と差別の意味
- 第3節 障害者基本法の具体化としての障害差別禁止立法が抱える課題
- 第4節 小括
- 第11章 憲法14条1項と障害差別
- 第1節 障害差別の構造と事例
- 第2節 形式的平等の要請としての障害差別の禁止
- 第3節 小括
- 第4部のまとめ
- 結章 障害差別を法的に禁止する意義
- 第1節 本研究の到達点
- 第2節 “差別救済”を主張するということ
- 第3節 差別はなぜ悪いのか?
- 第4節 自己価値を否定する障害者と法的な意味での差別禁止規範の関係
- 第5節 小括
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