目次
折口信夫−いきどほる心 (講談社学術文庫 再発見日本の哲学)
- 木村 純二(著)
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序章 折口の情念――「いきどほり」と「さびしさ」
第一章 国学者折口信夫
新しい国学/「神の道徳」と「人の道徳」/折口と平田 篤胤/古代の理想――愛欲・狡智・残虐
第二章 『古代研究』における神
常世神/神と精霊/天皇霊/ほかひびと/天つ罪
第三章 戦後の折口学
神道宗教化に向けて――ムスビの神/既存者/贖罪者としてのスサノヲ/内なるエートスとしての浄土真宗/『死者の書』
第四章 罪、恋、そして死
罪――母・折口こうをめぐって/恋――恋人・藤無染をめぐって/死――愛弟子・藤井春洋をめぐって/「未完成の霊魂」のゆくえ
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