目次
唐代伝奇を語る語り手 物語の時間と空間
- 葉山 恭江(著)
- 序論
- 第一章 本研究の目的と方法
- 第二章 日本における唐代伝奇研究の現状と課題
- はじめに
- 第一節 唐代伝奇研究史(一九四六〜二〇一四年)の概括
- 第二節 唐代伝奇研究と「創作の意図」あるいは「主題」
- 第三節 中国古典文学研究とテクスト論
- おわりに
- 第三章 本書の構成
- 第一部 理論篇
- 第一章 物語論(ナラトロジー)の概説
- 第一節 時間
- 第二節 叙法
- 第三節 態
- 第二章 唐代伝奇の語りの分類
- はじめに
- 第一節 異質物語世界外タイプ
- 第二節 等質物語世界外タイプ
- 第三節 異質物語世界内タイプ
- 第四節 等質物語世界内タイプ
- おわりに
- 第三章 「謝小娥伝」の語り
- はじめに
- 第一節 「謝小娥伝」のプロットおよび作品構成
- 第二節 語り手「私」と作中人物「私」の関係
- 第三節 作中人物の関係
- おわりに
- 第二部 実践篇
- 第一章 「古鏡記」の語り
- はじめに
- 第一節 「古鏡記」のストーリーとプロットおよびテクスト構成
- 第二節 王度の物語と王勣の物語の関係
- 第三節 「古鏡記」に表現された王度と王勣の人物像の共通性と差異性
- おわりに
- 第二章 「南柯太守伝」の時空と語りの枠
- はじめに
- 第一節 淳于【フン】は「少年」か
- 第二節 淳于【フン】の父は何処にいるのか
- 第三節 淳于【フン】の夢とは何であったか
- おわりに
- 第三章 「南柯太守伝」に含まれる二つの焦点化
- はじめに
- 第一節 語り手は誰が知覚したものごとを語るか
- 第二節 「国有大恐、都邑遷徙」をめぐる異なる二つの視点
- 第三節 物語内に介入する語り手
- おわりに
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