目次
一枚の切符 あるハンセン病者のいのちの綴り方
- 崔 南龍(著)
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はじめに 畑野研太郎
謝辞 崔南龍
著者・崔南龍が歩んできた道 孫和代
序章 療養所への黒い道
黴(かび)
一九四一年七月十四日
第一部
療養所の暮らし
お召列車
光明学園
面会所
礼拝堂
監房
患者作業
園内語
園内通貨
孤島の闘い
識字学級 アジュモニたちの日本語
出張裁判 「らい」を裁く
出頭不能 年金問題から指紋押なつまで
胎児標本 いのちの証を見極める
木尾湾物語り
木尾湾というところ
しんちゃんのラッパ
ベッドの泣き笑い
九反田 金潤任オンニの思い出
島のカラスと町のカラス
空飛ぶ自転車
けものみち
野辺の送りの今昔
二つ岩
木尾湾の生きものたち
第二部
幼い日の祖国
チギと黄色いマックワ
布にくるまれた妹
幼い「三重連」
ひなたひかげ 初期作品集
助けてやった犬/ひなたひかげ/私の顔/寝台の凹(くぼ)み/眼/トロツコ/ガラス戸から/五十銭銀貨/花火/金魚/影/私の財産
春想秋忘 随想集
身近にいるもの/病室/他人の不幸/注射/闇の世界と光の世界/双葉寮/錆びた心/素顔/見送り/南京豆
終章 一枚の切符
大和高田から天安へ 恨(ハン)百年
解説 花崎皋平
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