目次
〈越境〉の時代 大衆娯楽映画のなかの「1968」
- 小野沢 稔彦(著)
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第1章 愛は国家を刺し貫くか 女が男社会を突き崩す
──浅丘ルリ子の『執炎』(監督・蔵原惟繕)
第2章 ポスト3・11 の今日に
作為されたヒロシマのイメージを超えて
──メロドラマの内在的批判
第3章 映画と「昭和史」を解体する爆笑喜劇
戦後史的課題と向き合う
──『グラマ島の誘惑』(監督・川島雄三)
第4章 「知」の権力性を暴く 自明とされる世界を疑う
──『偽大学生』(監督・増村保造)
第5章 映画が作った「労働者」神話を超えて
社会の余計者が日本の戦後を覆す
──『嵐を呼ぶ十八人』(監督・吉田喜重)
第6章 戦後世界とポスト植民地主義戦争
社会派任侠映画のアポリア
──『男の顔は履歴書』(監督・加藤泰)
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