目次
こども武士道 自分に負けないこころをみがく!
- 齋藤孝(監修)
- はじめに
- この本の読み方
- おぼえておきたいキーワード
- 第1章 弱い自分を強くするためには?
- 強いこころをもちたい!
- 戦闘におけるフェア・プレイ! 野蛮と小児らしさのこの原始的なる感覚のうちに、甚だ豊かなる道徳の萌芽が存している。
- 自分に自信がもてなくて…
- 名誉は「境遇より生ずるのでなく」、各人が善くその分を尽すにあることを知った。
- 約束を守れない!
- 「武士の一言」…と言えば、その言の真実性に対する十分なる保障であった。
- まわりの人に流されてしまう
- 「節義は例えていわば人の体に骨あるがごとし。骨なければ首も正しく上にあることを得ず、手も動くを得ず、足も立つを得ず。」
- 心配でしかたがない
- 絶えず正しき作法を修むることにより、人の身体のすべての部分及び機能に完全なる秩序を生じ、身体と環境とが完く調和して肉体に対する精神の支配を表現するに至る…
- 弱気になってしまうとき…
- 勇の鍛錬は呟かずして忍耐することを銘記せしめ、他方において礼の教訓は我々自身の悲哀もしくは苦痛を露すことにより他人の快楽もしくは安静を害せざるよう要求する。
- コラム そもそも『武士道』ってどんなもの?
- 第2章 ピンチを乗りこえていくには?
- 目の前に苦しむ人がいる!
- 「義を見てなさざるは勇なきなり」これをいい直すと「勇とは義しき事をなすことなり」である。
- イヤなことばかり起こる
- 「憂き事のなほこの上に積れかし 限りある身の力ためさん」…忍耐と正しき良心とをもってすべての災禍困難に抗し、かつこれに耐えよ。
- 強気なだけではいけないの?
- いやしくも武士の少年にして、「大勇」と「匹夫の勇」とについて聞かざりし者があろうか。
- ケンカしそうになったとき
- 「負くるは勝」という俚諺があるが、これは真の勝利は暴敵に抵抗せざることに存するを意味したものである。
- もうダメかもしれない!?
- 真の武士にとりては、死を急ぎもしくは死に媚びるは等しく卑怯であった。
- たいへんなことになった!
- 真に勇敢なる人は常に沈着である。
- コラム 新渡戸稲造ってどんな人? 〜太平洋のかけ橋になる!〜
- 第3章 人とよい関係をつくるには?
- 嫌われたくはないけれど…
- 臣が君と意見を異にする場合、彼の取るべき忠義の途は…あらゆる手段をつくして君の非を正すにあった。
- おたがいに成長するには?
- 実に勇と名誉とは等しく、平時において友たるに値する者のみを、戦時における敵としてもつべきことを要求する。
- あんなに怒らなくても…
- 我々は無差別的なる愛に溺れることなく、正義と道義とをもってこれに塩つくべきことを誡められた。
- 礼儀ってなんだろう?
- 礼の吾人に要求するところは、泣く者と共に泣き、喜ぶ者と共に喜ぶことである。
- とりあえず仲はいいけど
- 信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である。
- つらい気もちの人がいる
- けだし我が国民の笑いは最もしばしば、逆境によって擾されし時心の平衡を恢復せんとする努力を隠す幕である。
- コラム 『武士道』はどんな人が読んでいるの?
- 第4章 もっと自分を成長させるには?
- すぐれた人になるには
- 武士道は刀の無分別なる使用を是認するか。答えて曰く、断じてしからず!
- どう学べばいいの?
- 知識はこれを学ぶ者の心に同化せられ、その品性に現われる時においてのみ、真に知識となる…
- お金もちになりたい!
- 金銭と金銭欲とを力めて無視したるにより、武士道は金銭に基づく凡百の弊害から久しく自由であることをえた。
- 本当のプライドって?
- 繊細なる名誉の掟の陥りやすき病的なる行き過ぎは、寛大および忍耐の教えによって強く相殺された。
- 自分をふりかえるとき
- 廉恥心は少年の教育において養成せらるべき最初の徳の一つであった。
- 夢を実現させよう!
- 何かをなさんとする時は、それをなすに最善の道があるに違いない。しかして最善の道は最も経済的であると同時に最も優美なる道である。
- もっと知りたい! 『武士道』の世界
- おわりに
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