目次
激動のアフリカ農民 農村の変容から見える国際政治
- 鍋島 孝子(著)
- 序論
- 注・参考文献
- 第1章 農村をめぐる理論
- 第1節 人類学・社会学的側面
- 1 農民の文化
- 2 農村の経済活動
- 3 「外」と関わる社会組織:ヨーロッパ封建制との比較
- 第2節 政治理論から
- 1 権力構造と市民社会
- 2 産業革命から社会主義まで
- 3 政治社会学
- 第3節 国際秩序の中の農村共同体
- 1 最周辺からの反逆
- 2 内政と国際政治の狭間から生まれるナショナリズム
- 3 アクターから見る方法論:占領軍と宣教師の方法を超えて
- 第4節 変容理論と地域研究
- 1 近代化と国家体制
- 2 大国の外圧:勢力均衡から冷戦、グローバリゼーションまで
- 3 文化変容
- 注・参考文献
- 第2章 マダガスカル
- 第1節 変容以前
- 1 地理・概観・人種
- 2 王制
- 3 伝統的農村共同体
- 第2節 植民地
- 1 社会の変動
- 2 伝統的農村共同体の変容
- 3 ナショナリズムの形成
- 第3節 社会主義政権
- 1 暫定政権の改革
- 2 ラチラカ政権
- 3 アナーキーとなった農村
- 第4節 グローバリゼーション
- 1 民主化
- 2 構造調整期
- 3 「民族」の形成と国民の意思
- 注・参考文献
- 第3章 アフリカ政治社会学
- 第1節 大国への反発から生まれた戦略
- 1.ヨーロッパの植民地政策:「侮蔑」
- 2 独立運動とアフリカの復権:作られる「伝統」と「民族」
- 3 冷戦の「最周辺国」アフリカへの介入:分離独立と「民族」
- 第2節 国家との乖離から生まれたアクター
- 1 国家エリート
- 2 大衆農民と伝統的首長
- 3 アフリカにとっての民主化
- 第3節 暴力の構造
- 1 国家による犯罪
- 2 安全保障の問題
- 3 リベラリズムと国際社会の介入
- 第4節 民族中心主義
- 1 比較研究:ルワンダ
- 2 作られる民族意識:国民国家の下の煽動
- 3 農民の「第三のアイデンティティー」
- 注・参考文献
- 結論
- 農村政治学と国際政治社会学の確立
- アフリカ農村共同体の変容
- 虚構の民族の政治化とアフリカへの寛容さ
- 今後の課題
- 注
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