目次
- 序論
- はじめに
- 1 増補版刊行にあたって
- 2 本書の目的
- 3 なぜ「家族」が問われなければならないのか
- 4 本書の構成
- 第1章 戸籍から考える家族の境界
- はじめに−墓石の社会学
- 1 曽祖父要八郎と植民地
- 2 身を立てることと家族をもつこと
- 3 一五年待たせる男と一五年待った女
- 4 戸籍の変遷から考える家族の態様
- 5 戦後の要八郎と台湾ナショナリズム
- おわりに−家族の境界、戸籍の境界、履歴書の境界
- 第2章 「国家を背負う移民」と「国家を背負わぬ移民」
- はじめに
- 1 領土拡張と海外移民の一〇〇年
- 2 領土の変更と国籍
- 3 国籍の境界とゆらぎ
- 4 社会保障制度と国籍
- 5 管理は権利になるのか
- 6 グローバル化と国籍のゆらぎ
- おわりに
- 第3章 動揺する国民国家を受け止める
- はじめに
- 1 日本における国籍概念の変遷
- 2 旧国籍法から新国籍法への連続と断絶
- 3 日本人の境界
- 4 意思と科学にゆれる日本国籍
- おわりに−家を忘れ、家に戻る日本国籍
- 第4章 日系人から考える日本国籍の境界
- はじめに
- 1 日本人になるとは
- 2 法務省はいかなる見解をとってきたのか
- 3 日本の血統主義とは何であったのか−元祖日本人の発見
- 4 元祖日本人が壬申戸籍登載者に求められるのはなぜか
- 5 戸籍概念の観念化と国籍上の日本人
- 6 日系ブラジル人から見る血統主義の台帳主義への転化
- 第5章 国籍法の法社会学
- はじめに
- 1 「法の問題」と「法を問う問題」
- 2 在留特別許可を求めて−東京入管への出頭と退去強制令書発付までの経緯
- 3 東京地裁への提起
- 4 東京地裁における国と子側の論争
- 5 東京地裁の違憲判決にいたる判断過程
- 6 最高裁への上告書
- 7 国側の答弁書の検討
- 8 最高裁判所はどのように判断したか
- おわりに−国籍法はどこに向かうのか
- 第6章 定住告示の法社会学
- はじめに
- 1 事件の概要
- 2 裁判から明らかにされる定住告示改正にいたる経緯
- 3 改正された定住告示はいかなる矛盾をはらむようになったか
- 4 日系人とは異なる日本人の子
- 5 外国人労働者としての「日系人」
- おわりに−判例集を超える裁判研究の必要性と外国人
- 第7章 外国人労働者問題の根源はどこにあるのか
- はじめに
- 1 世界同時不況下の外国人労働者
- 2 冗長性問題としての外国人労働者
- 3 なぜ外国人は権利なき労働者のままなのか
- 4 経済と法の裂け目に落ち込む外国人労働者
- おわりに
- 第8章 グローバル化時代の働き方を考える
- はじめに−いま何が問われなくてはならないのか
- 1 外国人労働者の生活の現実
- 2 もの言わぬ労働者とジェットコースター賃金
- 3 非正規雇用の本質=ジェットコースター賃金
- 4 ジェットコースター賃金の広がりと日本
- おわりに−日系人労働者から見えてくる日本の未来
- 第9章 国際移民の進化制度論的展開
- はじめに
- 1 データと分析方法
- 2 デカセギ旅行業の黎明期
- 3 デカセギ旅行業の最盛期のビジネスモデル
- 4 リーマンショック後のデカセギ旅行社
- 5 何が変わって何が続いているのか
- おわりに
- 第10章 外国人の「シティズンシップ」
- はじめに
- 1 外国人の「シティズンシップ」
- 2 運用上の「シティズンシップ」
- 3 運用上の「シティズンシップ」と国際人権法
- 4 「生けるシティズンシップ」と社会運動
- おわりに−外国人の「シティズンシップ」と日本の未来
- 第11章 「出入国管理及び難民認定法」改正と日本の外国人労働者
- はじめに
- 1 急速に変化した外国人労働者の受け入れ
- 2 在留資格「特定技能」の創設で人手不足を乗り切ることはできるか
- 3 外国人労働への需要の根源、人口構成の変化と経済格差
- 4 日本の外国人労働者政策は成功しているのか
- おわりに
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