目次
ソーシャルワーカーになりたい 自己との対話を通した支援の解体新書
- 芦沢 茂喜(著)/ 山岸 倫子(著)
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まえがき 芦沢茂喜
Ⅰ おもいおもわれ、ふりふられ──ソーシャルワーカーになりたい私のものがたり 芦沢茂喜
はじめに
第1章 言葉の裏には想いがある
通訳になりたいヨウコさん/ヨウコさんの担当になった私の一方的な思い/すれ違う思いとヨウコさんの反応/分かったつもり──「クライエントに戻りなさい」
第2章 振り回されるのが仕事
ヨウコさんのその後と新たな決意/頻繁に通帳確認を求めるケンタさん/繰り返される面接要求と突然の別れ/「振り回したい相手の気持ちは誰が受け止めるの」
第3章 ポジショニング
医師不足とそれを受けての退院促進/病院にいることを選ぶシュウイチさん/すれ違う私と病棟の考え/退院の障壁は、病院までの交通手段/「母さん。退院しても良いかな?」/孤立する私/「相手を見ているけど、同時に相手から見られている。」/自分を見失い、病院を退職
第4章 私があるのは、私という道具だけ
市の「こころの健康相談」/病院の紹介を希望したキョウコさん/自分の実践を言葉にする
第5章 問題だと思っている人がいて、初めて問題になる
休日・夜間の23条通報/近隣の悪口を大声で叫ぶハジメさん/どこで折り合うことができるか/大事だったのは役割
第6章 ただその場にいるだけのソーシャルワーカー
強制的な介入を考える前に/近隣から嫌がらせをされていると話すタイチさん/タイチさんの話す世界/タイチさんと折り合うために──まずは脳神経外科へ/タイチさんと折り合うために──次に精神科へ/隣家から見られていると話すトシコさん/折り合うところを探す
おわりに
Ⅱ その人の世界に出会う──わたしの「世界」とその人の「世界」の接点で 山岸倫子
はじめに
第1章 わたし、育つ
幼少期/中学時、代/高校時代/大学時代/大学院時代
第2章 わたし、出会う
乖離する世界の中をすすむ/生活保護の現場を選んだワケ/聞きとる仕事の作法/イワシタさんという「存在」に学ぶ
第3章 わたし、冒険する
ノボルさんの世界をかいまみる/他者の世界をうけいれる勇気のみなもと/わたしを魅了した「困難ケース」と言われる人びと
第4章 わたしと当事者性
わたしがもっていた当事者性/当事者性とポジショニング
第5章 わたし、かかわる
場をつくる/ユミさんの世界をひきだす/わたしの世界にひきずりこむ/ユミさんの力をひっぱり出す
第6章 彼女-わたし-社会
チューニングする/具体的な困難をとりあつかう/「つなげる」を掘りさげる/つなぐ/終結に向ける
おわりに
あとがき 山岸倫子
謝辞
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