目次
ミュージック・サナトロジー やわらかなスピリチュアルケア
- 里村 生英(著)
- 序章 生きた音楽のぬくもりを求めて
- 1.ケア観の背景
- 2.「ミュージック・サナトロジー」とは何か
- 3.シュローダー=シーカーの体験と語り
- 4.死に逝く人をケアすること
- 5.「〈いのち〉の受けとめ手」としてのスピリチュアルケア
- 6.本書の目的と構成
- 7.キーワード用語法
- PARTⅠ ミュージック・サナトロジーの実践
- 第1章 ミュージック・サナトロジーの現在
- 第1節 出発点 新しいケア開発がムーヴメントになるまで
- 第2節 展開1 国際ミュージック・サナトロジー協会
- 第3節 展開2 アメリカの臨床施設とのタイアップ
- 第4節 展開3 オーストラリアと日本
- 第5節 独自の臨床方法と研究動向
- 第2章 ミュージック・サナトロジーの応用
- 第1節 ハープ訪問:調査対象と対象者の背景
- 第2節 データ収集の方法
- 第3節 データ分析の枠組みと方法
- 第4節 結果
- 第5節 考察:「ハープ訪問」がもたらすもの
- 第3章 死に逝く人のケアに臨んで
- 第1節 エンドオブライフ・ケアの文化的側面
- 第2節 医療スタッフの着眼1 薬物投与の代替・補完として
- 第3節 医療スタッフの着眼2 神聖なスペースを創る
- 第4節 医療スタッフの着眼3 施設の文化が音楽によって変わる
- 第5節 アメリカの臨床実践に見る「ケア」の意味
- 第4章 スピリチュアルなものの在処
- PARTⅡ 看取りのルーツ
- 第5章 クリュニーにおける看取りの慣わし
- 第1節 ミュージック・サナトロジーとの関わり
- 第2節 クリュニーの霊的生活
- 第3節 看取りの慣わし・儀式のプロセス
- 第4節 看取りの慣わしの実践
- 第6章 看取りの慣わしにおける「ケア」の様相
- 第1節 ケアの場面
- 第2節 ケアを支える理念・精神
- 第7章 クリュニーのケア理念
- 第1節 人間観:肉体と魂からなる統合的存在
- 第2節 死・いのち観の変容
- 第3節 「肉体と魂の二重のケア」を志向して
- 第8章 祈りのメッセージ
- 第1節 「儀式」の形をとる意味
- 第2節 宗教的儀式の中の音楽
- 第3節 観想的というあり方
- 第4節 クリニューに学ぶ「ケア」の精神性
- PARTⅢ ミュージック・サナトロジーの創意
- 第9章 ケア方法論としてのオリジナリティ
- 第1節 クリュニーからミュージック・サナトロジーへ
- 第2節 ケアという営みの中での気づき
- 第10章 プリスクリプティヴ・ミュージックの支え
- 第1節 音楽の可能性
- 第2節 二重のヒーリング:言葉によらない省察の場として
- 第11章 観想的修練のスタンス
- 第1節 「観想的修練」を育む
- 第2節 メタノイアとファイン・チューニング
- 第3節 ケアの原点へ
- 終章 他者本位のミュージック・サナトロジー
- 1.音楽経験とスピリチュアルケア
- 2.音楽とケアの響き合い
- 3.残された課題
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