目次
ハワイ日系人の歴史的変遷 アメリカから蘇る「英雄」後藤濶
- 堀 江里香(著)
- 序章 なぜ、ある日本人移民が近年注目されているのか
- 1 ハワイ州ホノカアのカツ・ゴトウ記念碑
- 2 ハワイ日系人史
- 3 本書の特徴
- 4 本書の構成
- 第Ⅰ部 後藤濶の足跡
- 第一章 一九世紀末に遡る
- 1 ハワイ渡航前の後藤濶−神奈川県大磯と横浜
- 2 後藤濶のハワイ王国移住
- 3 アメリカ人ロバート・オバランドのハワイ王国移住
- 4 後藤濶たちによる抗議−ハワイ島オオカラのプランテーション労働者
- 第二章 後藤濶リンチ事件の捜査と裁判
- 1 契約労働者から官約移民初の商店主へ
- 2 後藤濶リンチ事件発生
- 3 事件の裁判
- 4 「故殺罪」判決に対する反応の相違
- 5 ハワイ王国末期の白人権力拡大化
- 6 白人容疑者たちとオバランドのその後
- 第Ⅱ部 沈黙から記憶の掘り起こしへ
- 第三章 沈黙の時代
- 1 日本人の権利と保護を求めて−触媒としての後藤濶事件とその壁
- 2 後藤濶事件の沈黙の背景−白人を頂点とする人種ヒエラルキー
- 3 私的空間における後藤濶の記憶
- 4 闇に閉ざされた後藤濶事件−太平洋戦争の勃発
- 第四章 カツ・ゴトウ記念碑と記憶のポリティクス
- 1 沈黙の時代から「義人」へ
- 2 サンフランシスコからの堀り起こし
- 3 後藤濶の追悼式典
- 4 ハワイ島ハマクアの人々による記念碑建立の計画
- 5 ローカルの誇り
- 第Ⅲ部 記憶の継承・表象・教育
- 第五章 「後藤濶の遺品」の金時計、ビショップ博物館へ
- 1 金時計の由来
- 2 ハワイ移民資料保存館の使命
- 3 ハワイ移民資料保存館の突然の閉鎖と金時計の行方
- 4 移民遺産展示の復活−金時計とともに
- 5 ハワイ日系移民遺産保存組織の草分けとして
- 第六章 新たな記憶の創出
- 1 日系人の英雄的アイコン
- 2 新たな表象−セトラーコロニアリズムの表象
- 3 日米間の平和教育交流−医師嘉屋文子による記憶の継承
- 終章 ハワイと日本を結ぶ架け橋
- 1 戦後七五周年企画「日米友好の架け橋」
- 2 故郷・神奈川県大磯における記憶
- 3 後藤濶リンチ事件を紐解いて
民族・移民・難民 ランキング
民族・移民・難民のランキングをご紹介します民族・移民・難民 ランキング一覧を見る
前へ戻る
-
1位
-
2位
-
3位
-
4位
-
5位
次に進む